下北沢通信

中西理の下北沢通信

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「OSAKA ART KALEIDSCOPE -OSAKA 04- 」

 「OSAKA ART KALEIDSCOPE -OSAKA 04- 」*1大阪府立現代美術センターhttp://mic.e-osaka.ne.jp/ocac/jpn_page/exhibition/OSAKA04/osaka04.htmlで見る。

 参加アーティスト 荒木経惟、稲垣智子、押江千衣子、金田実生、古巻和芳、田嶋悦子、銅金裕司、名和晃平村山留里子ロバート・クシュナールドゥーテ、崔辰旭

 
 「OSAKA ART KALEIDSCOPE -OSAKA 04- 」は大阪府立現代美術センターと海岸通りギャラリー・CASO の2カ所で開催されている美術展でこの日は現代美術センターの展示を見た。こちらには上に太字で紹介されているアーティストが参加しているが、展示の方は中央に巨大なgrafのテーブルセットがでんと鎮座していることもあって、どうも肝心の美術作品よりもそちらの方が目立っている。村山留里子は六本木クロッシングにも参加していた美術作家でジャンクアクセサリーを集めて縫い合わせたようなオブジェが特徴。今回の展示ではそれをピスチェに仕立て上げた作品がメインで確かに綺麗で面白くもあったのだが、マネキンに着せてあったこともあってインパクトは今ひとつの印象。実際に人が着ている写真*2を見ると迫力があるので、もう少し展示方法に工夫ができなかったかと少し残念だった。
 ほかもすべて平面作品だということもあって全体としても物足りなさが残った。
 海岸通りギャラリー・CASO の方の展示には名和晃平も新作を展示しているらしいし、期待したいところだ。