下北沢通信

中西理の下北沢通信

現代演劇やコンテンポラリーダンス、アイドル、ミステリなど様々な文化的事象を批評するサイト。ブログの読者募集中。上記についての原稿執筆引き受けます。転載依頼も大歓迎。simokita123@gmail.comに連絡お願いします。

 なんとか休みと航空チケットの確保ができるメドがついたために今年もこのところ毎夏の恒例となってきているエジンバラ演劇フェスティバルの観劇ツアーに出かけることが決まった。
 8月14日関西空港発〜8月25日早朝関西空港着 の予定である。今年のエジンバラ国際フェスティバル*1(正式招聘作品)は演劇では「Troilus and Cressida」。トロイ戦争を描いたシェイクスピアの作品だが、日本ではあまり上演されることがないようだ。ダンスではコンテンポラリーダンス系で2つHip Hop(フランス流にいうとイポップ)のダンスが入っている。これまでそういう傾向のいくつかの作品を見たことがあるのだが、それはあまり面白いという風には思えないものだっただけにちょっと微妙だが、正式招聘に選ばれただけにそれなりのクオリティーはあるのだろうし、どんなものなのか期待したい。
 エジンバラ演劇フェスティバルの真の楽しみはむしろこちらにあるというフリンジフェスティバル*2の方は行ってみなくちゃ分からないのが正直なところだが、最大の目的であるauroranova Festivalのサイト*3を覗いてみたらちょっとびっくり。Cie Didier Théron「EN FORME」のクレジットがあり今年は先日京都で日本人ダンサーによる新作を見たばかりのディディエ・テロンがカンパニー作品で参加しているようで、「カフカ」をモチーフにした作品というから日本でも静岡で上演したのではないかと思うが、その作品は見ていないので非常によい機会だと思う。