下北沢通信

中西理の下北沢通信

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いいむろなおき・ロボット×マイム「ARCと博士」@大阪産業創造館

※産業用多関節ロボットとマイムのエンターテイメント作品を発表します!
   入場無料、上演時間20分ちょっとの作品です。
 日時 3月3日(水)15:40〜・4日(木)12:10〜/14:00〜 
 会場 大阪産業創造館 1階フロントロビー (大阪市中央区本町1-4-5)
 ※主催者側の都合で3/3の15:40からの上演が、15:00開始に変更となりました。
 15:40ご来場を予定されていた皆さま、申し訳ございません!

 イーガーの産業用多関節ロボットとマイム俳優のいいむろなおきの掛け合いによる小品。いいむろがロボットと一緒に演じるというだけではなく、ロボットの動き方についての演出と振付をいいむろが担当。それに対応してロボットのプログラミングを平田オリザとのロボット演劇でもプログラミングを担当した株式会社「イーガー」の技術陣が請け負った。
 いいむろは以前にも石黒浩研究室の依頼によりロボットが人間のように見えるためにはどのように動けばいいのかを指導した経験があるのだが、その際に用いられたのは人間のような形をしたヒューマノイドロボット。ところが今回用いるのは手も足もなく、頭に当たる部分にマニュピュレーター(腕状の部分)があるだけの産業用多関節ロボットである。ところがこの比較的単純な機能しか持たないロボットがいいむろの振付と技術陣のプログラミングによって生気を吹き込まれるとまるで意識を持った生き物のように見えてくるから不思議である。