下北沢通信

ブス会*「女の罪」@リトルモア地下


脚本・演出 ペヤングマキ
出演 安藤聖 岩本えり(乞局) 玄覺悠子 大樹桜 仲坪由紀子

スタッフ
照明 伊藤孝 (ART CORE) / 美術 田中敏恵 / 選曲 DJ dekka-ching
小道具・衣裳 大橋路代(パワープラトン) / 舞台監督 尾倉ケント(アイサツ)
演出助手 豊永優美 / 写真撮影 曳野若菜 / 宣伝美術 冨田中理(Selfimage Products)
WEB rhythmicsequences / 広報 石井裕太 / 制作協力 徳橋みのり(ろりえ) 溝口美帆
協力 コムレイド、乞局、ジャングル、ハイレグタワー、ポツドール
プロデューサー 増井めぐみ(リトルモア地下) / 共催 リトルモア地下 / 企画・製作 ブス会

ポツドール番外公演の作・演出を手掛けてきたペヤングマキ(溝口真希子)が、新たに立ち上げた演劇ユニット「ブス会*」の旗揚げ公演である。これまでの公演は実は三浦大輔作・演出じゃないということで、スキップしていたのだが、後から聞いた評判が意外とよかったことから、一度この人の作品を見なくちゃと思っていたのだが、今回ようやく見ることができた。
 ポツドール出身であることや本人がAVの監督もやっていること、さらに今回のチラシのイメージからもっとドロドロしたものや暴力的なものを予測。もう少しどろどろして暗い世界かと思ったら、笑えるしビターなコメディとしても見られポツドールとはまた一味もふた味も違った世界でとても面白かった。
舞台は東京の中心部からはやや離れた場末っぽい場所にあるカラオケスナック。店内には下手にバーカウンター、上手にひとつだけ小さなテーブルがあり、冒頭明転するといきなり客の主婦らしい女性が歌をマイクを片手に中山美穂の歌を歌っている。歌っているのはこの時点ではまだ誰だか分らないが、風俗にうつつを抜かしている夫に腹を立て、繁華街にフラフラと迷い出てきた自称「ホームレス主婦」の弥生(岩本えり)である。カウンターの中にはマラカスを振る若い女(大樹桜)、カウンター席に風俗嬢のマリア(玄覺悠子)、少し遅れてこの店のママ(仲坪由紀子)が姿を見せる。そして、ママがどこかへと外出してしまうと今度はキャバ嬢で以前、この店で働いていた美姫(安藤聖)がママを訪ねてやってくる。
 この5人の女性が登場人物のすべてで、女性同士による「こういうこともあるのかもしれない」と思わせるような会話というのが「ブス会*」の魅力である。