下北沢通信

中西理の下北沢通信

現代演劇やコンテンポラリーダンス、アイドル、ミステリなど様々な文化的事象を批評するサイト。ブログの読者募集中。上記についての原稿執筆引き受けます。転載依頼も大歓迎。simokita123@gmail.comに連絡お願いします。

ブス会*ペヤンヌマキ×安藤玉恵 生誕40周年記念ブス会*『男女逆転版・痴人の愛』@こまばアゴラ劇場

ブス会*ペヤンヌマキ×安藤玉恵 生誕40周年記念ブス会*『男女逆転版・痴人の愛』@こまばアゴラ劇場

脚本・演出:ペヤンヌマキ


谷崎潤一郎の『痴人の愛』を、現代に置き換え男女逆転させて描くブス会版『痴人の愛』。
仕事人間で40歳独身女性の“私”は男性に対して独自の理想を持つようになる。それは未成熟な少年を教育して自分好みの男に育て上げるというもの。ある日“私”は美しい少年ナオミと出会い、「小鳥を飼うような心持」で同棲を始める。人見知りで垢抜けない少年だったナオミは次第にその美貌を利用して奔放な振る舞いを見せるようになり“私”はナオミに翻弄され身を滅ぼしていく…。


出演

安藤玉恵 福本雄樹(唐組) 山岸門人 / 浅井智佳子(チェロ演奏)

スタッフ

原作:谷崎潤一郎痴人の愛
美術:田中敏恵 照明:伊藤孝(ART CORE) 音響:中村嘉宏
舞台監督:村田明、土居三郎 演出助手:奈良悠加 小道具:小林麗子 
イラスト:Cato Friend 宣伝美術:冨田中理(Selfimage Products) WEB:rhythmicsequences  舞台写真:宮川舞子  
制作:半田桃子、横井佑輔 制作助手:榎本靖、岩田博
制作協力:木下京子 黒澤友子 企画協力:山田恵理子


現代に置き換えて、男女を入れ換えてはいるが谷崎潤一郎痴人の愛」の持つ気品のようなものはうまく残している演出がみごとだった。劇伴音楽をチェロの生演奏にしたのも利いていた。














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<生誕○周年記念ブス会*とは>

脚本家・演出家・演劇ユニット「ブス会*」主宰のペヤンヌマキが、同い年の女優・安藤玉恵と立ち上げた新しい舞台のシリーズ。「生誕40周年ブス会*」を皮切りに、節目の年に公演を行っていく予定。



痴人の愛』リーディング公演(撮影:宮川舞子)


出演

安藤玉恵 福本雄樹(唐組) 山岸門人 / 浅井智佳子(チェロ演奏)

スタッフ

原作:谷崎潤一郎痴人の愛
美術:田中敏恵 照明:伊藤孝(ART CORE) 音響:中村嘉宏
舞台監督:村田明、土居三郎 演出助手:奈良悠加 小道具:小林麗子 
イラスト:Cato Friend 宣伝美術:冨田中理(Selfimage Products) WEB:rhythmicsequences  舞台写真:宮川舞子  
制作:半田桃子、横井佑輔 制作助手:榎本靖、岩田博
制作協力:木下京子 黒澤友子 企画協力:山田恵理子