下北沢通信

はなもとゆか×マツキモエ「WORM HOLE ワームホール」(2回目@こまばアゴラ劇場

構成 ・演出:松木萌 振付:花本ゆか 松木萌
出演 花本ゆか 松木萌 伊藤彩里 山田春江
スタッフ
舞台美術 奥中章人
照明 Yann Becker
音響 BUNBUN
舞台監督 河村都(CQ
制作 長澤慶太 山根千明
宣伝美術 KODAMA satoshi
宣伝映像 西垣匡基(ヨーロッパ企画
音楽協力 Public on the mountain
写真撮影 山口真由子

 京都造形芸術大学で同級生だったという松木萌と花本ゆか(KIKIKIKIKIKI)の2人のダンサーによるプロデュースユニット「はなもとゆか×マツキモエ」による初めての東京単独公演である。
2回目の観劇だが、最初に見た時にはどうしても花本ゆかの動きと身体に目が向いてしまうこともあり、舞台美術や演出的な仕掛けなどがところどころ気になるところはあっても、作品全体の流れや意味合いについては正直言ってつかみかねるところがあった。
 ダンス作品だからはっきりとした物語とかがあるわけではないが、宇宙の悠久の空間の広がりや時間の流れを感じさせるマツキモエにより提供されたコンセプトが親子、あるいはそのまた子と子孫に受け継がれていくような人間を体現する花本ゆかと切り結んだような作品でダンスと演劇という違いはあるが主題や作品の構造的にはままごと「わが星」を連想させるようなところが2度目の観劇では見えてきた。
実は「WORM HOLE ワームホール」を見ている時にもうひとつ連想させる作品があった。それはサンプルがワーク・イン・プログレス公演「ブリッジ 〜モツ宇宙へのいざない〜」@アーツ千代田3331 B104として上演した作品だ。これは作品自体につながりがあるというよりはその作品に出てきた新興宗教が提唱する「モツ宇宙」という概念がこの舞台の最初に出てくる腸のようにも見える半透明のホール状の膜を連想させるところがあったからだ。つまり、腸のような形態をした宇宙ということいとなのだが、舞台が始まるとこの中に花本がいて、半透明だからはっきりとは見えないのだが、うごめいているのが分かる。