下北沢通信

中西理の下北沢通信

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KUNIO TALK 001(中村壱太郎・茂山童司)

KUNIO TALK 001(中村壱太郎・茂山童司)

杉原邦生が、いま、会って話したい方をゲストにお招きし、毎回ここでしかできないお話を聴く新たな企画です。 第一回目となる今回は「古典演目を現代に上演すること」をテーマに、大蔵流狂言方の茂山童司さん、歌舞伎俳優の中村壱太郎さんをゲストにお迎えしてお送りします。


【出演】
杉原邦生

ゲスト
茂山童司
中村壱太郎

司会:九龍ジョー[編集者・ライター]

歌舞伎俳優の中村壱太郎狂言師の茂山童司をゲストに演出家の杉原邦生がトーク。内容は古典を現代に上演するにはどうしたらいいかというようなことだったが、刺激的で面白いものだった。
随所に「そうなんだ」という発言があったのだが 歌舞伎、狂言などの最大の強みはそれによって幼少の頃から訓練された俳優集団の存在であり、歌舞伎とは、そして狂言とは歌舞伎俳優、狂言の俳優によって演じられるものだということで声を合わせていたこと。
特に中村壱太郎が歌舞伎役者が歌舞伎と題して舞台に上げたものはどんなテキスト、演出だとしても歌舞伎になると言い切ったところに歌舞伎を担うものとしての矜持が感じられ、共感を覚えた。