下北沢通信

中西理の下北沢通信

現代演劇やコンテンポラリーダンスなど様々な文化的事象を批評するサイト。

日本のラジオ「ツヤマジケン」@こまばアゴラ劇場

日本のラジオ「ツヤマジケン」@こまばアゴラ劇場

作・演出:屋代秀樹


今度は強い強い人に生まれてこよう、今度は幸福に生まれてこよう。

日本猟奇事件史のトップランナー
津山三十人殺し」を借景に
女子高演劇部の夏合宿を舞台にして、
少女たちの友情、鬱屈、愛、純真を
沈鬱かつユーモラスな世界観で描いた
佐藤佐吉演劇賞最優秀脚本賞受賞の
「さわやかな惨劇」再び

日本のラジオ
読み方は「にほんのらじお」。代表である屋代秀樹が自作の戯曲を上演するため立ち上げ。
怪異や、実際あった猟奇事件を下敷きにしたものをよくやっています。
残酷な結末になることが多いですが、舞台上での暴力シーンはあまりなく、「観た後さわやかな気持ちになる」と言われることもあります。
ギャラリーでの公演を主として、照明や音響はほとんど使いません。台詞と役者の演技があれば大体大丈夫だと思っています。

淡々とした世界を、こっそり覗き見る感覚で観ていただけたらと思います。


出演

安東信助(日本のラジオ)、田中渚(日本のラジオ)
赤猫座ちこ(牡丹茶房)、久保瑠衣香(W.FOXX)、沈ゆうこ(アガリスクエンターテイメント)、瀬戸ゆりか、鶴田理紗(白昼夢)、土橋美月、永田佑衣、藤本紗也香、古田希美恵
大塚尚吾、野田慈伸(桃尻犬)

スタッフ

舞台監督:黒澤多生(無隣館)
照明:少年(劇団肋骨蜜柑同好会)
照明操作:伊藤将士
演出助手:田中優佳里
衣装:えいり(ネバアランド BIRTHDAY)
宣伝美術:郡司龍彦
制作:屋代秀樹

「ツヤマジケン」は2014年佐藤佐吉演劇賞にて最優秀脚本賞・優秀作品賞・優秀助演女優賞(三澤さき)を受賞した日本のラジオ代表作の再演。
女子高演劇部の合宿+津山事件という重ねあわせによるスプラッタホラー。内容からすると大人計画デス電所を連想させるのだが、演技のタッチはオーソドックスな現代口語演劇に近く、かなり異なる。
 部長役を演じた元無隣館の鶴田理紗(白昼夢)をはじめ女子高生を演じる女優たちがなかなかに魅力的で演技もうまい。