下北沢通信

中西理の下北沢通信

現代演劇やコンテンポラリーダンスなど様々な文化的事象を批評するサイト。

ルーシー・ゲリン/Lucy Guerin Inc(オーストラリア)『SPLIT』(2017)@スパイラルホール

ルーシー・ゲリン/Lucy Guerin Inc(オーストラリア)『SPLIT』(2017)@スパイラルホール

公演日時
10/3 Wed 20:30
10/4 Thu 20:30
※上演時間 約50分
※開場は開演の30分前
会 場
スパイラルホール
※16歳から入場可
人生を例えているかのような時空の中で、二人のダンサーが互いに関わりあいながら、自己と他者との間に生まれるジレンマを映し出す。オーストラリアで最も果敢なダンスカンパニーによる刺激的で示唆に富んだ秀作。

振付: Lucy GUERIN
出演: Melanie Lane,Lilian Steiner
音楽: SCANNER
照明: Paul LIM
衣裳: Harriet OXLEY
音響: Robin FOX
協力: City of Melbourne through Arts House
Lucy Guerin Inc is supported by the Australian Government through the Australia Council for the Arts, its arts funding and advisory body; the Victorian Government through Creative Victoria’s Organisation Investment

白いテープが張られて正方形に区切られた空間に2人の女性ダンサーが現れる。ひとりは着衣であり、もうひとりは裸体であるが、作品が始まってしばらくの間、2人のダンサーはシンクロして全く同じ動きで踊る。最初の部分のダンサーの動きはシンプルかつエレガントで「FASE」とか初期のケースマイケルの作品を連想した。
 ただ、面白いのは裸体という仕掛けを舞台に登場させたことで、ローザスとは全然違ういろんなことを舞台を見ながら考えざるを得なくなるのが面白い。ダンスとは思考でもあるんだということを再認識した。
 ここからは私があくまで感じた感じで、こういうのは人によって大きく異なることになるのかもしれない。裸体のダンサーが肉感的というよりはすらっとした均整のとれた姿態をしていることもあるのだろうが、裸体というのは絵画によるデッサンでもそんなことがあるが、意外とオブジェ的にしか見えない。