下北沢通信

中西理の下北沢通信

現代演劇やコンテンポラリーダンスなど様々な文化的事象を批評するサイト。

木野彩子 レクチャーパフォーマンス『ダンスハ體育ナリ?』@ ゲーテ・インスティトゥート 東京ドイツ文化センター

木野彩子 レクチャーパフォーマンス『ダンスハ體育ナリ?』@

ゲーテ・インスティトゥート 東京ドイツ文化センター

其ノ一 体育教師トシテノ大野一雄ヲ通シテ(2016)
其ノ二 建国体操ヲ踊ッテミタ(2018)
公演日時
10/6 Sat 15:00
10/7 Sun 12:00
※上演時間 約150分(休憩あり)
※ホール内に資料を展示いたします。開場は開演の45分前に変更させていただきます。
会 場
ゲーテ・インスティトゥート 東京ドイツ文化センター
※4歳から入場可
日本では体育の一環として教えられているダンス。健康のために音楽に合わせて清く正しく美しく。其ノ一では女子体育の歴史と大野一雄を、其ノ二では1940年幻の東京オリンピックと体操の大流行をもとに、元中高保健体育教師、ダンサー・大学講師の木野が、体操とダンス、そしてスポーツとの違いをレクチャーとパフォーマンスにより明らかにする。
其ノ一 体育教師トシテノ大野一雄ヲ通シテ
構成:木野彩子
出演:林洋子、木野彩子
初演:Dance Archive Project 2016 (2016 BankART Studio NYK)

其ノ二 建国体操ヲ踊ッテミタ
構成/出演:木野彩子
初演:Dance Archive Project 2018 (2018 明治神宮外苑聖徳記念絵画館)

作品企画制作:NPO法人ダンスアーカイヴ構想
協力:大野一雄舞踏研究所,NPO法人ダンスアーカイブ構想,鳥取大学地域学部附属芸術文化センター

 体育とダンスの関係を考察した木野彩子のレクチャーパフォーマンス。木野は横浜ソロ&デュオコンペと受賞者関連公演で見たことがあったが、それも相当以前のことで最近姿を見ない。海外にでも行ったかなと思っていたら筑波大大学院をへて、鳥取大学地域学部 附属芸術文化センターの講師を務めているということらしい。
 日本の戦前の体操やダンス(舞踊)の歴史のレクチャーであり、特にそうした歴史について興味がない人が見て作品として面白いものなのかは微妙なところで、今回のDNAにはダンスプログラムの1つとして入っているが、本来はフェスなどでは関連プログラムとしてレクチャーとして開催される内容だと思われた。「建国体操ヲ踊ッテミタ」という2本目のレクチャーのように最近、研究者が再発掘した「建国体操」というものを皆で一緒に踊ったり、踊ってみせたりと内容を立体化して分かりやすく紹介しているのはレクチャーとしては珍しく、面白いと思った。