下北沢通信

中西理の下北沢通信

現代演劇やコンテンポラリーダンスなど様々な文化的事象を批評するサイト。

ももいろクローバーZ「ゆく桃くる桃 ~第2回 ももいろ歌合戦~」@神奈川県 パシフィコ横浜

ももいろクローバーZ「ゆく桃くる桃 ~第2回 ももいろ歌合戦~」@神奈川県 パシフィコ横浜

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2018年12月31日(月)【THANK YOU SOLD OUT!】
開場17:40 / 開演19:10 / (24:45終演予定)
会場:神奈川県 パシフィコ横浜(国立大ホール) 【MAP】

【12/15情報更新:開演時間変更についてのご案内】
開演時間を19:10へ変更させていただきます。
変更前:開場 18:00 / 開演 19:30
変更後:開場 17:40 / 開演 19:10
この度は、急な変更となり大変申し訳ございません。
何卒、ご了承くださいますよう、よろしくお願いいたします。
▼開演時間変更に関するお問い合わせ
H.I.P. 03-3475-9999(平日10:00~18:00)

ももいろクローバーZ「ゆく桃くる桃 ~第2回 ももいろ歌合戦~」
2018年12月31日 パシフィコ横浜 国立大ホール セットリスト
第2回 ももいろ歌合戦

ももクロ

01. アッパーカット! / アップアップガールズ(仮)
02. 明日も / 大原櫻子 with 玉井詩織
03. ヒップホップ体操第二 / サイプレス上野とロベルト吉野
04. 深呼吸 / ナオリュウ
05. Star Divine / スタァライト九九組
06. 津軽海峡冬景色 / 松本明子
07. HERO / ももくろちゃんZ with しまじろう
08. 離したくはない / T-BOLAN
09. survival dAnce ~no no cry more~ / TRF feat. KANAKOO
10. なごり雪 / イルカ
11. 浅草キッド / ビートきよし
12. 愛のメモリー / 松崎しげる
13. ありがとうの歌、いっぽんどっこの唄 / 水前寺清子
ロボ岡田将生

01. 進化理論 / BOYS AND MEN
02. おんなじキモチ / 東京女子流 with ももいろクローバーZ
03. 数え唄 / Creepy Nuts
04. 未完成人 / Fischer's with 佐々木彩夏
05. RAINBOW~私は私やねんから~ / たこやきレインボー
06. LOVEマシーン / モーニング娘。OG(矢口真里藤本美貴
07. ほっといてんか あんな阿呆 / 塩乃華織
08. じれったい愛 / 角田晃広
09. 俺ら飛ばしすぎ!! / 氣志團
10. 水の星へ愛をこめて / 森口博子
11. ff(フォルティシモ) / 大友康平
12. 主人公 / さだまさし
13. お嫁においで / 加山雄三

三百六十五歩のマーチ / 水前寺清子&ALL CAST
ももクロカウントダウンライブ

00. OVERTURE ~ももいろクローバーZ参上!!~
01. 走れ! -ZZ ver.-
02. 行くぜっ!怪盗少女 -ZZ ver.-
03. Sweet Wanderer
04. GOD SPEED
05. 今宵ライブの下で
06. 白い風
07. イマジネーション
08. クローバーとダイヤモンド

 総合司会を務めるはずであった飯塚悟志がインフルエンザのために欠席となり、本番前日の連絡で急遽その穴をモノノフ(ももクロファン)でもあり、当日少しだけ顔を出すはずだった千鳥ノブが総合司会に。この最大のピンチをどのように埋めるのかが今年のももいろ歌合戦の最大の見ものだったかもしれない。
 スターダストプロモーション(スタダ)とインフルといえば紅白歌合戦への出場を断念せざるを得なかった有安杏果をはじめ、出演予定アイドルが次々とインフルに倒れ、用意していた演出を次々に変更することを余儀なくされ、事後処理に追われた演出の佐々木敦規+スターダスト連合軍が一敗地にまみれた「藤井の七日間戦争」の悪夢を思い起こさずにはいられないだろう。
 ただ、今回はあの時とは異なり、その間に築いた仲間との信頼のネットワークがあり、この日のために力を蓄えてきた若武者(たこ虹)もいた。MVPはもちろん見事に総合司会を務めたノブで異論はないが、NHK生さだへの移動車に乗り込み、出演者らへの慰労の挨拶などで遅れてくるももクロメンバーらの到着までのつなぎを務め、そのまま生さだへの出演も果たしたたこ虹(特に年長組のさきてぃ、くーちゃん)は殊勲大だったのではないか。
 
 前年*1との大きな違いはアップアップガールズ(仮)東京女子流と現役のアイドルグループがラインナップに入ったことかもしれない。後輩グループから初めてたこやきレインボーが参加したのも第1回目とは異なるところだった。

ももクロ【おんなじキモチ】女子流Live2010-10-17
 これはどうなんだろうか?。アイドルばかりになってしまうことで内輪の雰囲気になってしまい、前半部の重厚さが失われかねないのではないかとの危惧も始まる前には若干持っていたのだが、ももクロ陣営の演出は適格で巧妙。評価できるものとなっていたのではないか。
 2018年はももクロ10周年の記念の年でもあるここで呼ぶゲストとしては東京女子流を呼び、かつてコラボしたこともある「おんなじキモチ」をバックダンサーとして参加したのもいかにも点と点を線にするというももクロ陣営らしい演出。そして、この女子流、アップアップガールズ(仮)の2つのアイドルグループに加えて、たこ虹も加わったことが LOVEマシーン / モーニング娘。OG(矢口真里藤本美貴)での全アイドルグループでのFNS歌謡祭でも不可能なアイドルコラボに収れんしていく。
 ここで俄然、アップアップガールズ(仮)がドラマ的な意味を持ってきたからだ。最初に番組を見た時点では私はハロプロ関係のことには疎くて気が回らなかったのだが、詳しい知人によればアップアップガールズ(仮)モーニング娘。のOGと一緒に「LOVEマシーン」を歌うというのは「とんでもなく、驚天動地のこと」らしいからだ。

LOVEマシーン モー娘。(矢口&藤本)×ももクロ×東京女子流×アプガ×たこ虹@ももいろ歌合戦
 それというのもアップアップガールズ(仮)はもともとの成り立ちからいって、ハロープロジェクトの育成グループであるハロプロエッグに所属していたが、ハロプロに昇格できなかったメンバーで構成されているからだ。
今回のような仕切りはおそらく、ハロプロ主導でもおそらく実現していなかったであろうし、FNS歌謡祭のようなテレビ局の主導でも難しかったであろう。ももいろ歌合戦自体がももクロ自体をはじめ、NHK紅白歌合戦に代表されるような芸能界のさまざまなしがらみにはじき出されたようなグループとそこからは退いた大御所が出会う新たな場として作られたものでもあるがゆえにこういうこともできるのだ。
 たこ虹の歌の最中にプロレスラー(飯塚高史)が乱入してしくーちゃんをさらっていく演出もいかにもあつのりんらしいもの。