下北沢通信

中西理の下北沢通信

現代演劇やコンテンポラリーダンスなど様々な文化的事象を批評するサイト。

「宗本村長代理のももいろフォーク村 第95夜」@フジテレビNEXT

「宗本村長代理のももいろフォーク村 第95夜」@フジテレビNEXT

オトナゲスト:坂崎幸之助


セットリスト
M01:風に吹かれて (坂崎&ヘイヘイ&大剛/ボブ・ディラン)
M02:しょこららいおん (竹上&れに/高城れに)
M03:Layla (あーりん&大剛/Eric Clapton)
M04:Story (しおりん&ヘイヘイ/AI)
M05:君に贈る歌~Song For You (夏菜子&ヘイヘイ&大剛/シェネル)
Go!Go! BAND GIRLZ
M06:シンデレラは眠れない (ももクロ&坂崎/THE ALFEE)
M07:恋の炎 (夏菜子&坂崎/THE ALFEE)
M08:恋人になりたい (あーりん&坂崎/THE ALFEE)
M09:明日なき暴走の果てに (れにちゃん&坂崎/THE ALFEE)
M10:Musician (しおりん&坂崎/THE ALFEE)M11:ROCK THE BOAT (坂崎&ももクロももクロ)
M12:Hanabi (坂崎&ももクロももクロ)
M13:泣いてもいいんだよ (坂崎&ももクロももクロ)
M14:キミノアト (坂崎&ももクロももクロ)
M15:希望の向こうへ (坂崎&ももクロももクロ)

M16:同じ月を見てる (ももいろフォーク村オリジナルソング)
M17:鋼の意志 (坂崎&ももクロももクロ)

M18:Sweat & Tears/ff (フォルティシモ) MIX (坂崎&ももクロ大友康平)

M19:たどり着いたらいつも雨降り (大友康平&村長/吉田拓郎)

ほんの少しだけは厳しいなというパフォーマンス*1もないわけではないが、全体としては素晴らしいパフォーマンスが見られた神回だったといえるだろう。
 地味ながらも感心させられたのはかなり多くの楽曲でひとりだけでベースを担当して頑張っていた高城れにの演奏だ。もちろん、派手なテクニックを用いる演奏はまだ出来ないのだが、ギターと異なり、「しょこららいおん」やTHE ALFEEの楽曲をプロのサポート奏者が入らない座組みの中で目だってしまうような大きなミスもなく、こなしているのは努力の賜物というか相当凄いことなのではないだろうか。少し前は演奏に必死になると歌がまったく歌えなくてアップアップのような状態になるのも珍しくなかったのにちゃんと弾き語り出来るようになっている。
 それにしても驚かされるのは何度も歌ったりして慣れ親しんでいるということもあるのだろうがTHE ALFEEの楽曲へのももクロの親和性の強さである。もはやももクロのオリジナル曲と同水準の歌唱ができるようになっていて、その安定度はこの日のように坂崎幸之助がアンサンブルに加わり、歌割りが変わってさえ、安定度はそれほど落ちていない。以前、ももクロのパフォーマンスが不安定になる場合の要因として、初見で曲を知らないためどう歌うべきかが分からないで歌っている場合というのを挙げたが、逆に知っている曲であればアレンジが相当に変わってもまったく問題がないんだということを坂崎幸之助アコースティックギターアレンジに編曲したももクロ曲「ROCK THE BOAT」 「Hanabi 」「泣いてもいいんだよ」「キミノアト」 「希望の向こうへ」 (いずれも坂崎&ももクロももクロ)で見せ付けた。
 宗本康兵作曲、加藤いづみ作詞のももいろフォーク村オリジナルソング「同じ月を見てる 」もよかった。EVIL LINE RECORDの制作ではないから楽曲として配信ないし販売するのは難しいのかもしれないけれど、円盤化して普通に販売してもいいような出来栄えだと思う。

*1:いくらソロコンでやったことがあると言っても「いとしのレイラ」をアコースティック版であーりんに歌わせるのは無理ゲーだと思う。