下北沢通信

中西理の下北沢通信

現代演劇やコンテンポラリーダンスなど様々な文化的事象を批評するサイト。

ももクロ 春の一大事2019 in 黒部市 ~笑顔のチカラ つなげるオモイ~1日目@富山県・黒部市宮野運動公園

ももクロ 春の一大事2019 in 黒部市 ~笑顔のチカラ つなげるオモイ~1日目@富山県黒部市宮野運動公園

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【日程】2019年4月20日(土)・4月21日(日)
【会場】富山県黒部市宮野運動公園 【MAP】
【DAY1】2019年4月20日(土)
【DAY2】2019年4月21日(日)
両日共通:open 13:15 / start 15:00 / (17:30終演予定)
※当日の公演内容によって終演時間が前後する場合がございます。
※雨天決行・荒天中止

セトリ
黒部市市長挨拶
SE. Overture
01. イマジネーション
02. サラバ、愛しき悲しみたちよ
03. 吼えろ
04. 行くぜっ!怪盗少女
MC 自己紹介
05. HERO(with しまじろう)
06. WE ARE BORN
07. 行く春来る春
08. DNA狂詩曲
~獅子舞~
~地元の小学生による合唱 ハナミズキ→花になれ~
09. 仏桑花(with 小学生)
10. GODSPEED
11. チントンシャン!
12. Chai Maxx
MC
13. ももいろパンチ
14. キミノアト
15. 天国のでたらめ
16. 笑一笑 ~シャオイーシャオ~
ーーーーーー本編終了ーーーーーー
EN1. Link Link
EN2. ももクロのニッポン万歳!
EN3. だって あーりんなんだもーん
MC
EN4. コノウタ
EN5. Guns N' Diamond

 

さすがももクロ。これ以上にない晴天のもとライブは始まった。黒部市市長の挨拶が終わり Overture の後、注目の冒頭の曲は何から来るのか。「 行く春来る春」かななどと待ち受けているとなんと「イマジネーション 」からというちょっとした意表をついたスタート。ただ、ここからは代表曲で知名度も高い「 サラバ、愛しき悲しみたちよ 」、最近メイン曲の扱いの「吼えろ」、そしてこちらも代表曲の「行くぜっ!怪盗少女 」と本来なら中盤以降のクライマックスで使いたい曲たちを惜しげもなく投入。立て続けに代表曲を連打したことでいきなり場内はフルスロットルの過熱状態になった。「春一」の場合、地元枠の観客など通常の大型ライブより初めての人が多いということも勘案してかそういう人にも親しめそうな聞き馴染みが比較的ある楽曲群から入り、自己紹介の後はしまじろうも登場し、ももクロちゃんZの曲である主題歌「HERO」をあえてカバー曲だと称して歌い、春の一大事のテーマ曲的な色合いの強い「幕が上がる」挿入歌の「行く春来る春」へとつなげていく演出。この間、全体として感じたのはもちろんももクロはいつも通り全曲生歌ながら4人とも安定していてほぼ不安感がなく、聴くことができたことだ 。
 しかも、ただ音がはずれなく安定しているという域にとどまらずその中には「吼えろ」の夏菜子の驚異的といってさえいいロングトーンやコールに「天使の歌声」と称されている「 サラバ、愛しき悲しみたちよ 」の玉井詩織、バラード曲で凄みをました高城れにの透明感抜群の歌唱ぶり、佐々木彩夏は「 Link Link」「だって あーりんなんだもーん」における抜群の存在に加えて、軽い発声による伸びのある声など細かなテクニックにも磨きがかかってきた。
 とはいえ、「春の一大事」といえば3回目を迎えてもはや定番となった感もある地元の小学生の合唱とのコラボが感動的であった。ここではダウンタウンももクロバンドのバンドマスターも務める若き才能がピアノ伴奏で参加し、自ら選曲・アレンジも手掛けるのももはや定例となってきたがハナミズキ→花になれからももクロも加わり、さだまさし提供の「仏桑花」へとつながる一連の流れはこのライブの白眉と言っていい出来栄えであった。