下北沢通信

中西理の下北沢通信

現代演劇やコンテンポラリーダンスなど様々な文化的事象を批評するサイト。

「ポストゼロ年代演劇の新潮流  ゲスト山崎彬(悪い芝居)@三鷹SCOOL セミネールin東京準備メモ

「ポストゼロ年代演劇の新潮流  ゲスト山崎彬(悪い芝居)@三鷹SCOOL セミネールin東京準備メモ

f:id:simokitazawa:20190908181707j:plain
メロメロたち
 悪い芝居山崎彬を評すれば次世代のケラリーノ・サンドロヴィッチナイロン100℃)、松尾スズキと言いたくなる。山崎はすでに先行している同世代の作家たちと同じような特色も共有するが、大きな違いは90年代の作家でも平田オリザよりも娯楽性の高いケラや松尾の後継の香りを感じることだ。
 その特徴は作品ごとに舞台の印象がコロコロ変わることで、そのため作風を一口で説明することが難しい。それでも「らしい」作品はいくつかあって、最近は「ラスト・ナイト・エンド・ファースト・モーニング」のような暴力的な犯罪の被害者などエキセントリックな登場人物のトラウマなどをモチーフとする重めの作品が多かった。こうした世界では松尾らと類似の世界観を感じる部分もある。
 ところが再演された「アイスとけるとヤバイ」は一変してポップかつナンセンスかつキッチュな「笑える演劇」だった。作風が作品ごとに違うということを説明しようとしたときにナイロン100℃のケラのことが脳裏に浮かぶ。冒頭の劇中劇や植田順平演じる人物が直接客席に語りかけることで舞台が進行するというメタシアター的な仕掛け、タイムトラベルとコールドスリープというSF的設定で、より強くそう感じるということがあるのだとしても、関西弁を多用した関西版ナイロン100℃とでもいいたくなるような作品となっていたのではないか。
 ままごと、ロロ、快快(ファイファイ)、マームとジプシーなどが東京での同世代の劇団。こうした劇団との間にはポストゼロ年代演劇としての共通点はあるのだが、前衛を志向せず大人計画ナイロン100℃の後継を思わせるような特徴が悪い芝居にはある。ここ十年間ほど木ノ下歌舞伎と並んで、関西を代表する若手劇団として挙げていたが、2004年の旗揚げ公演から15年を経過し、最近は本拠地が東京に移りつつある。現代演劇の中核をなす劇団のひとつに数えられるようになり、山崎個人としても各種プロデュース公演の作演出や俳優として中劇場、大劇場の舞台に頻繁に出演するなど活躍が目立つ。ネクストブレーク確実な気鋭の作家、演出家、俳優の山崎彬とは何者なのか。本人に語ってもらうことで明らかにしていきたい。
【日時】2019年10月8日(火)p.m.7:30~
【ゲスト】ゲスト山崎彬(悪い芝居)

【場所】三鷹SCOOLにて (JR中央線三鷹駅南口・中央通り直進3分 右手にある「おもちゃのふぢや」ビル5階)
【料金】前売:2000円
当日:2500円 (+1drinkオーダー)

【予約・お問い合わせ】
●メール simokita123@gmail.com (中西)まで 件名、山崎彬とし、お名前 人数 お客様のE-MAIL お客様のTELをご記入のうえ、 上記アドレスまでお申し込み下さい。ツイッター(@simokitazawa)での予約も受け付けます。
電話での問い合わせ
090-1020-8504 中西まで。

①黎明期

悪い芝居 vol.0
(悪い芝居 旗揚げ公演)『詩人と大女』
作・演出 山崎彬
2004年12月24日(金)・25日(土)@路上

悪い芝居 vol.1
『鈍い音』 作・演出 山崎彬
2005年3月 17日~19日(4 stage)
立命館大学内以学館二号ホール
悪い芝居 vol.6
www.waruishibai.jp
 まず旗揚げの頃はどんな感じだったかというのを本人の口から聞いてみたい。立命館の演劇サークルの出身だと聞いているのですが。
②初期悪い芝居
『なんじ』 作・演出 山崎彬
2008年4月2日~6日(7stage)
@精華小劇場(大阪)
私が悪い芝居を初めて観劇したのは「なんじ」という作品でした。とはいえこの時点ではあまり強い印象がありませんでした。ところが動画サイトに映像の抜粋があったので、最近見直してみてかなり驚きました。冒頭はSTOMPのように身体を使って音を鳴らす(クラッピング)のシーンから始まり、女性シンガーによるオリジナル楽曲の歌唱と最近も悪い芝居の特色となっていた音楽+演劇の融合はこの時点でもう行われていたからです。

悪い芝居vol.6『なんじ』DVD映像

悪い芝居 vol.8

『嘘ツキ、号泣』 作・演出 山崎彬 OMS戯曲賞佳作受賞
最初に悪い芝居をポストゼロ年代を代表する若手劇団と認識、高い評価をした作品が「嘘ツキ、号泣」。冒頭シーンはヒロインが秋葉原の無差別殺人事件を思わせる自動車事故に巻き込まれるところから始まる。面白かったのは漫画のカット割を連想させるような舞台美術とそれに合致する吹き出しのような会話。

悪い芝居vol.8『嘘ツキ、号泣』CM映像第1弾


悪い芝居vol.8『嘘ツキ、号泣』CM映像第1弾

京都公演
2009年4月16日~20日(7stage)
@ART COMPLEX 1928
東京公演
2009年5月5日~6日(4stage)
@サンモールスタジオ
最初に悪い芝居ならびに山崎彬という作家の才能に気がついた作品。この年のベストアクトにも取り上げ、ここから悪い芝居を木ノ下歌舞伎と並ぶ京都を代表する若手劇団と推奨。
simokitazawa.hatenablog.com
悪い芝居vol.10
『らぶドロッドロ人間』
作・演出 山崎彬
京都公演
2010年5月19日(水)~23日(日)
(8stages)
@ART COMPLEX 1928
東京公演
2010年6月11日(金)~14日(月)
(6stages)
@王子小劇場

悪い芝居vol.11『キョム!』
作・演出 山崎彬

大阪公演
2010年12月18日(土)~26日(日)(11stages)
@なんば・精華小劇場
東京公演
2011年1月14日(金)~16日(日)(4stages)
@下北沢・駅前劇場

悪い芝居vol.11「キョム!」
<バンド+演劇 新たな音楽劇への悪い芝居の挑戦>


悪い芝居vol.16『スーパーふぃクション』
作・演出 山崎彬
文化庁委託事業
平成26年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」
日本の演劇人を育てるプロジェクト
新進劇団育成公演

悪い芝居vol.16『スーパーふぃクション』PV


2014年9月11日(木)~16日(火)
9stages
@HEP HALL

2014年10月21日(火)~26日(日)
7stages
@赤坂 RED/THEATER
悪い芝居vol.18『メロメロたち

悪い芝居 vol.12 『駄々の塊です』 ~オープニング映像~

舞台セリフ「◯ン玉」多過ぎ事件。

作・演出 山崎彬

2016年7月15日(金)~20日(水)
9stages
@HEP HALL

2016年7月26日(火)~31日(日)
8stages
@赤坂 RED/THEATER
www.waruishibai.jp
www.waruishibai.jp

悪い芝居vol.24
『アイスとけるとヤバイ』
【作・演出】山崎彬
【音楽】岡田太郎

【出演】
中西柚貴
潮みか
植田順平
東直輝
佐藤かりん
畑中華香
山崎彬
(以上、悪い芝居)
 ・
清水みさと(オーストラ・マコンドー)
岩井七世
鶴田まこ(Cheeky)
久道成光(劇団4ドル50セント)
吉田雄樹(丸福ボンバーズ)

【仙台公演】
@せんだい演劇工房・10-box
8月31日(土)~9月1日(日)
31日(土) 18:00
1日(日) 13:00

【東京公演】
東京芸術劇場シアターウエス
9月4日(水)~9月8日(日)
4日(水) 19:00
5日(木) 19:00
6日(金) 14:00/19:00
7日(土) 13:00/18:00
8日(日) 13:00

【大阪公演】

8月16日(金)~8月18日(日)
16日(金) 19:00
17日(土) 13:00/18:00
18日(日) 13:00

【チケット発売】
7月13日(土)12:00~一般発売スタート!
https://w.pia.jp/t/waruishibai/

■出演/テレビドラマ
●放送90年ドラマ
経世済民の男 小林一三
NHK/2015年)
●土曜オリジナルドラマ 連続ドラマW
グーグーだって猫である2 -good good the fortune cat-』
(WOWOW/2016年)
大河ドラマ
真田丸
NHK/2016年)

■出演/映画
●『色即ぜねれいしょん
(原作 みうらじゅん 監督 田口トモロヲ/2009年)

■作・演出/舞台
●演劇ガールフューチャ旗揚げ公演
『ミライライライオーライライ』(2016年)
●演劇計画Ⅱ-戯曲創作‐
『また愛か』(2015年)
●Patch Stage vol.5
『観音クレイジーショー』(2014年)
メイシアタープロデュース
『グッド・バイ』(2014年)
ほか

■演出/リーディング
乱暴と待機』(作 本谷有希子/2015年)

■脚本/ラジオドラマ
NHK FMシアター
『春はこない』(2014年)

■構成参加/コント番組
MBS侍チュート」(2009)


悪い芝居vol.21『メロメロたち』 ~目を閉じればどこにだっていける~


悪い芝居の新作は“ヘンテツしかないラブコメ”「アイスとけるとヤバイ」 - ステージナタリー