下北沢通信

中西理の下北沢通信

現代演劇やコンテンポラリーダンスなど様々な文化的事象を批評するサイト。

『しおこうじ玉井詩織×坂崎幸之助のお台場フォーク村NEXT』第102夜 @フジテレビNEXT

『しおこうじ玉井詩織×坂崎幸之助のお台場フォーク村NEXT』第102夜 @フジテレビNEXT

セットリスト
M01:レディ・メイ (村長/ももクロ)
M02:星空のディスタンス (しおりん/THE ALFEE)
M03:冬が来る前に (しおりん&村長&いづみ/紙ふうせん)
M04:それは月曜日の9時のように (桜エビ~ず/桜エビ~ず)
M05:夕焼けのファインダー (コアラモード.コアラモード.)
M06:傘がない (あんにゅ&いづみ/井上陽水)
M07:rose (土屋アンナ土屋アンナ)
M08:stand by me (土屋アンナ土屋アンナ)
Go!Go! BANDGIRLZ
M09:Livin' On A Prayer (土屋アンナ&BANDGIRLZ/Bon Jovi)
M10:戦場のメリークリスマス・春よ、来い (清塚信也松任谷由実)
M11:MOON PRIDE (しおりん&いづみ&清塚信也ももクロ)
M12:子犬のワルツ (鈴木萌花/森山良子)
M13:白い冬 (細坪基佳/ふきのとう)
M14:春雷 (細坪基佳/ふきのとう)
M15:うたことば (細坪基佳細坪基佳)
M16:風来坊 (オールキャスト/ふきのとう)

  ももクロが番組を卒業、ももいろフォーク村が「しおこうじのお台場フォーク村」にリニューアルして以来、音楽番組としての完成度が大幅にアップしているのではないか。この日番組を見ながらそう考えた。後半にフォーク界の重鎮を招き(この日はふきのとうの細坪基佳)、終了後のはみだし部分も含めて本人の代表曲や坂崎幸之助とのコラボ曲をたっぷりと見せ「フォーム村」らしさを存分に披露する代わりに前半はフォークに拘らず多彩なゲストを交え、楽曲的にもバラエティーを持たせていく構成。
 坂崎幸之助ももクロ楽曲歌唱・演奏と玉井詩織によるへいへい独自アレンジのアルフィーの楽曲披露とやまもとひかる、佐藤奏の若い才能を交えたGo!Go! BANDGIRLZが定番になりつつあるが、この日は3曲目としてしおこうじによる「冬が来る前に 」(玉井詩織坂崎幸之助加藤いづみ紙ふうせん)も入り、「しおこうじ」のギターデュオによる楽曲披露は今後レギュラー展開となりそう。
 とはいえ、この日は何と言っても清塚信也のピアノ生演奏に合わせての「MOON PRIDE」 (しおりん&いづみ&清塚信也ももクロ)と「子犬のワルツ」 (鈴木萌花)が白眉であった。超絶技巧のピアノテクニックを披露しての「MOON PRIDE」は玉井詩織の安定した歌声も特筆べきものではあったが鈴木萌花のパフォーマンスはこのままFNS歌謡祭など地上派の番組に持っていっても遜色のない出来栄えで、残念ながら現在の彼女(あるいは所属のアメフラっシ)の知名度ではそういうチャンスはあまりないかもしれないけれど、ピアニストの清塚信也がツアーに帯同させて連れていきたいぐらいと言っていたのはあながち嘘ではなくて、ツアー帯同は無理でもどこか一ヵ所ぐらい特別ゲストとして参加するという可能性はあるかもしれない。彼女が有力な武器を持ったということは間違いない。