下北沢通信

中西理の下北沢通信

現代演劇やコンテンポラリーダンス、アイドル、ミステリなど様々な文化的事象を批評するサイト。ブログの読者募集中。上記についての原稿執筆引き受けます。転載依頼も大歓迎。simokita123@gmail.comに連絡お願いします。

鳥公園・新体制に向けたキックオフミーティング@三鷹SCOOL

鳥公園・新体制に向けたキックオフミーティング@三鷹SCOOL


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 鳥公園の新体制というのは興味深いのだが主宰する劇作家が演出をしないで外部の演出家を招へいするという運営スタイルは綾門優季のキュイが近い形での運営をすでに行っている。果たしてどう違うのだろうか?
 実際に聞いて分かったこと。やはり作品ごとに演出家を変えるキュイや木ノ下歌舞伎と細かい点の違いはいろいろあるが、そういうことよりも重要なのは最終のアウトプットとしての作品だけではなく、「鳥公園プロジェクトのプロセス全体が作品であると考えている」と説明していたことだ。
参考)プロセス全体が作品であることの実例 Monochrome circusの「収穫祭プロジェクト」。
simokitazawa.hatenablog.com

2007年の旗揚げから西尾佳織が作・演出・主宰を兼ねる体制でやってきた鳥公園ですが、2020年度からは劇作・主宰業を西尾が担い、演出を作品ごとに和田ながら、蜂巣もも、三浦雨林の3人の演出家に託す新体制に移行します。 今回のキックオフミーティングでは、創作体制を変えるに当たっての問題意識や、2020年度からの具体的なプロジェクトについて、またそれぞれ全然違う個性を持った3人の演出家のクリエイションについてもご紹介します。みんなで具材を持ち寄ってつくるお鍋を囲みながら、楽しくお話ししましょう!

新体制に向けたステートメント
https://www.bird-park.com/15-1

【タイムテーブル】
17:30 開場
18:00~18:30 トーク①……創作にまつわる制度の話、お金の話、意志決定のプロセスの話。
18:30~19:00 休憩。みんなでお鍋を食べます。
19:00~20:00 『終わりにする、一人と一人が丘』の戯曲について、3人がそれぞれの演出プランを発表します。
20:00~21:00 トーク②……3人の演出プランに対するお互いの感想から始めて、そこから2020年度の具体的なスケジュールの話。西尾が新たに始めたいと思っている、アーティストインレジデンスや日韓近現代史の共通教科書をつくるプロジェクトについてもお話しします。
21:00~21:30 質問・感想・アドバイスなど、お客さんの声を聞く時間
21:45 閉会