下北沢通信

中西理の下北沢通信

現代演劇やコンテンポラリーダンス、アイドル、ミステリなど様々な文化的事象を批評するサイト。ブログの読者募集中。上記についての原稿執筆引き受けます。転載依頼も大歓迎。simokita123@gmail.comに連絡お願いします。

『しおこうじ玉井詩織×坂崎幸之助のお台場フォーク村NEXT たこネギ新年会 』第104夜 @フジテレビNEXT

『しおこうじ玉井詩織×坂崎幸之助のお台場フォーク村NEXT たこネギ新年会 』第104夜 @フジテレビNEXT

ももいろクローバーZ玉井詩織×THE ALFEE坂崎幸之助×ダウンタウンしおこうじバンド宗本康兵音楽監督加藤いづみたこやきレインボーNegicco・クミコ

セットリスト
M01:ゆく春くる春 (坂崎幸之助ももクロ)
M02:シンデレラは眠れない (玉井詩織THE ALFEE)
M03:time after time (玉井詩織坂崎幸之助シンディ・ローパー)
M04:もっともっともっと話そうよ (たこ虹/たこやきレインボー)
M05:I LOVE YOUR LOVE (NegiccoNegicco)
M06:愛、かましたいの (たこ虹&NegiccoNegicco)
M07:ミックスジュース (たこ虹&Negiccoたこやきレインボー)
M08:ザ・ゴールデン・ヒストリー (玉井詩織&たこ虹&Negiccoももクロ)
M09:ブルー・シャトー (Negiccoジャッキー吉川ブルーコメッツ)
M10:竹田の子守唄 (たこ虹/山本潤子)
M11:酔待草 (玉井詩織)
Go!Go! BANDGIRLZ
M12:星空のディスタンス (BANDGIRLZ/THE ALFEE)
M13:愛の賛歌 (クミコ/クミコ)
M14:妻が願った最期の「七日間」 (クミコ/クミコ)
M15:世情 (クミコ&堀くるみ/中島みゆき)
M16:今日までそして明日から (オールキャスト/吉田拓郎)
M17:友よ (クミコ/岡林信康)

 ゲストにたこやきレインボーNegiccoが参加。BANDGIRLZのメインボーカルを彩木咲良が務めギター演奏をしながら「星空のディスタンス」を歌ったり、中島みゆきの「世情」をクミコとのデュエットで堀くるみが熱唱するなど、個人での挑戦コーナーも入り、ももクロ卒業後のお台場フォーク村では一番ももいろフォーク村時代の雰囲気に近かったかもしれない。とはいえ、CSとはいえ生演奏での生放送での歌唱のプレッシャーは相当のものであるようで、アイドルとしては歌がうまいほうといっていいはずのNegiccoやたこ虹でさえ、緊張もあってか慎重に音を置きに行っているのを見て、あらためてこの番組で歌うことの難しさを再認識させられた。
それにしてもホスト役に相応しくこの日は玉井詩織が縦横無尽の活躍ぶりだった。先日のスタプラフェスで声が出せなくなったあーりん(佐々木彩夏)の穴をみごとに埋めたのもそうだったけれども逆境になればなるほど力を発揮する彼女の火事場の馬鹿力は底が見えないところがあり、彼女のファンは甘やかすのが好きなようだが、負荷を与えれば与えるほど予想以上のよさが出てくるのが玉井詩織じゃないかと思う。
 司会は慣れてきて何があっても大丈夫そうだから、今後も試練を与えてほしいと思う。BANDGIRLZでのエレキギター演奏今回は少しミスがあったようだが、ソロギターでもポテンシャルは十分以上に感じさせたし、今後もトライさせてほしい。いくつかの試みには興味があって、一つ目は玉井本人が年頭の目標で英語を挙げていて、これは英会話だと思うけれど、英語曲のレパートリーも増やしてほしい。
 この日はシンディー・ローパーの「time after time 」をギターデュオで歌った。キーが低いこともあってか前半はやや声が前に出にくい歌唱になっていたが、坂崎とのデュオ歌唱になるサビ部分は本当に素晴らしかった。こういう場数を増やしていつか坂崎幸之助がかかわっているビートルズがらみの企画に参加してほしいというのが私の願望なのである。