下北沢通信

中西理の下北沢通信

現代演劇やコンテンポラリーダンス、アイドル、ミステリなど様々な文化的事象を批評するサイト。ブログの読者募集中。上記についての原稿執筆引き受けます。転載依頼も大歓迎。simokita123@gmail.comに連絡お願いします。

2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「悲劇喜劇2006 3月号」(早川書房)

「悲劇喜劇2006 3月号」(早川書房)を読了。 特集は私もアンケート*1に答えた「2005年演劇界の収穫」。戯曲「衛兵たち、西高東低の鼻を嘆く」(土田英生)が収録。世間的にはやはり二兎社「歌わせたい男たち」(永井愛)なんだなと再認識。朝日舞台芸術賞も…

ロマンチカ新作公演「PORN」

げ、こんなものが。ロマンチカが本当にひさしぶりに復活、新作を上演する。これは絶対にいかなくちゃ、あれ、フォーサイスが、ポツドールが……。行けるのか、悩ましい。音楽監督:飴屋法水。え、音楽監督? ロマンチカ新作公演「PORN」 ・・・Pulp Striptease…

ダンスについて考えてみる(演劇の彼岸としてのダンス)

「ダンスの本質とは何と考えるか」と人に問われた時、私はつい「それはムーブメントである」と答えたくなる。なぜそうなのか。もちろん、私もダンス作品、特に現代芸術であるコンテンポラリーダンスにはそれだけには還元できないいろんな要素を含んでいるこ…

高橋匡太「Vanishing _ 」

高橋匡太「Vanishing _ 」(shin-bi)を見る。

「クシュシトフ・ウディチコ プロジェクション・イン・ヒロシマ」(2000年 監督・岸本康)

「クシュシトフ・ウディチコ プロジェクション・イン・ヒロシマ」(2000年 監督・岸本康)(京都シネマ)を見る。 クシュシトフ・ウディチコ (1943年ポーランド生れ)は、都市やそこに住む人々が抱える様々な問題をテーマに、世界各地で作品を発表し続ける現…

Lo-lo Lo-lo Dance Performance Company*1「みにくいアヒルの個の定理」

Lo-lo Lo-lo Dance Performance Company「みにくいアヒルの個の定理」(HEP HALL)を観劇。 Lo-lo Lo-lo Dance Performance Companyの3回目の本公演。前2回と比べれば着実な進歩は認められるが、いまだ試行錯誤の只中というのが正直な現時点での感想だ。 振…

Yoshitomo Nara+graf「home」展

Yoshitomo Nara(奈良美智)+graf「home」展」(graf media gm)を見る。 この日が展覧会の最終日。なんとか、見るだけは見なくちゃと思い、ダンス公演の前に慌しく、大枚をはたいて往復タクシーに乗り、駆けつけた。なんとか、見ることができたのだけれど、…

奈良美智とLo-lo Lo-lo

アンサンブル・ゾネ「Driving in Nail」

アンサンブル・ゾネ「Driving in Nail」(神戸アートビレッジセンター)を観劇。 振付・演出 岡登志子 出演 Fabio Pink Annelise Soglio 伊藤愛 垣尾優 岡本早未 山岡美穂 稲田誠(コントラバス) ミニマルに削ぎ落としたムーブメント、アブストラクトな舞台…

燐光群「スタッフ・ハプンズ」@ウイングフィールド

燐光群「スタッフ・ハプンズ」(ウイングフィールド)を観劇。 英国の劇作家、デイヴィッド・ヘアーの戯曲「STUFF HAPPENS」(英National Theatre2004年初演)を燐光群の坂手洋二が演出。これがドキュメンタリー演劇っていうことなの? 確かにテキストは事実…

「What I'm doing-山沢栄子・赤崎みま」(サードギャラリーAya)

「What I'm doing-山沢栄子・赤崎みま」(サードギャラリーAya)を見る。 赤崎みまは2年前にギャラリー・フェニーチェ「花鳥風月の遺伝子」展*1でその作品を見て以来気になっていた写真作家。その後、一度個展を偶然見たことはあるのだが、今回関西ではひさ…

京都アートドキュメンタリーウィーク

きょうやっと気がついたのだけど京都でこんなの*1やってるじゃないか。「京都アートドキュメンタリーウィーク」。アートドキュメンタリーの特集上映なんだけれど、見たいのがいろいろある。やっと舞台関係のスケジュールを調整してなににどういう順番で行く…

椹木野衣「増補 シミュレーショニズム」(再読)

椹木野衣「増補 シミュレーショニズム」を読了。シミュレーショニズム (ちくま学芸文庫)作者: 椹木野衣出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2001/05/01メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 60回この商品を含むブログ (54件) を見る

2月のお薦め芝居(2006年)

2月のお薦め芝居(2006年)http://d.hatena.ne.jp/simokitazawa/10000602をとりあえず執筆・掲載。これはまだ多少加筆をする予定。

チェルフィッチュ岡田利規のレクチャートーク

チェルフィッチュの岡田利規さんが「第3回 大谷能生のフランス革命」というレクチャートークに参加していた時の模様を「103」さんのサイト*1が完全収録*2していて、これが物凄い労作。内容も非常に興味深いのだが、レクチャーというか対談の前にデモンストレ…