下北沢通信

中西理の下北沢通信

現代演劇やコンテンポラリーダンス、アイドル、ミステリなど様々な文化的事象を批評するサイト。ブログの読者募集中。上記についての原稿執筆引き受けます。転載依頼も大歓迎。simokita123@gmail.comに連絡お願いします。

「ダンス×アート 源流を探る W・フォーサイス×ヤザキタケシ」セミネールin東心斎橋

 セミネール新シリーズ「ダンス×アート 源流を探る」では今回から連続企画として80年代に日本に衝撃を与え、日本にコンテンポラリーダンスというジャンルが誕生するきっかけを作った海外アーティストを紹介していきたいと考えています。その第1弾としては「バレエの脱構築」と言われ、それまで見たことがないような斬新なムーブメントを生み出したW・フォーサイスを取り上げます。「W・フォーサイス×ヤザキタケシ」と題しフォーサイスのダンスが実際にはどのような動きをしているのかについて関西を代表するコンテンポラリーダンサー・振付家であるヤザキタケシをゲストに迎え、その分析を聞きながら再考してみたいと思っています。大画面のDVD映像でフォーサイスの映像をたっぷり、ヤザキタケシの代表的な作品も抜粋して紹介したいと思います。    
コーディネーター・中西理(演劇舞踊評論)
ゲスト・ヤザキタケシ
William Forsythe's Impressing the Czar (Royal Ballet of Flanders)
 
ヤザキタケシ「なるようになる」

 東心斎橋のBAR&ギャラリーを会場に作品・作家への独断も交えたレクチャー(解説)とミニシアター級の大画面のDVD映像で演劇とダンスを楽しんでもらおうというレクチャー&映像上映会セミネール。今年はすでに「ポストゼロ年代演劇に向けて」と題して、最新の若手劇団やこうした動きの先駆となった劇団の紹介を行っていますが、これとは別の新シリーズ「ダンス×アート」をスタートすることにしました。
 セミネールでは当初「現代日本演劇・ダンスの系譜」と題して演劇とコンテンポラリーダンスの両方を交互に隔月で紹介したのですがダンスについては集客が難しいという問題もあり、しばらく開催を中断していました。今年はこれまでの現代演劇を紹介するシリーズのほかにひさしぶりにコンテンポラリーダンスを取り上げる新シリーズを復活させることにしました。
 コンテンポラリーダンスというジャンルが一般化してから30年近い歳月がたちましたが、舞台芸術の世界に新しい風を吹かせたコンテンポラリーダンスも最近は当初の勢いを失いどこか閉塞感がただようような状況があることも確かなのです。そこで一度原点に返って、新鮮な驚きで私たちを驚かせたコンテンポラリーダンスとはいったい何なのかというのをもう一度原点に返ってじっくりと考えてみたいと思います。
 セミネールではこれまで私が講師を務めてきましたがこの新シリーズでは、私自身も生徒の1人として毎回、テーマを決めたうえでゲストを呼び話を聞いたり、レクチャーしてもらうことを通じて、「コンテンポラリーダンスとは何か」について一緒に考えていくことにしたいと思います。次回はピナ・バウシュの予定。

【日時】2011年5月26日(木)p.m.7:30〜 
【場所】〔FINNEGANS WAKE〕1+1 にて
【料金】¥1500[1ドリンク付]
 ※[予約優先]  定員20人ほどのスペースなので、出来るだけ予約をお願い致します。当日飛び込みも満席でなければ可能ですが、+300円となります。なお、満席の場合お断りすることもあります。
【予約・お問い合わせ】 ●メール fw1212+yoyaku.110526@gmail.com あるいはBXL02200@nifty.ne.jp(中西)まで お名前 人数 お客様のE-MAIL お客様のTEL お客様の住所をご記入のうえ、 上記アドレスまでお申し込み下さい。ツイッター(@simokitazawa)での予約も受け付けます。
●(電話での予約・問い合わせ)
06-6251-9988 PM8:00〜 〔FINNEGANS WAKE]1+1 まで。
▼web:fw1plus1.info
Bridge Gallery & Bar 〔FINNEGANS WAKE〕1+1
大阪市中央区東心斎橋1-6-31 リードプラザ心斎橋5F
東心斎橋、清水通り。南警察署2軒西へ)