編集後記 2013年1月10日
リニューアル後の「act」で心がけていることは単なる「関西の演劇の劇評誌」にとどまらぬ広がりを持たせていきたいということ。今回の「act」23号では「アートとパフォーマンス 境界を越えて」を主題にダムタイプに焦点を当ててアートと舞台芸術のかかわりについて考えてみた。ダムタイプは1980年〜90年代に国内のみならず海外でも活躍したアートパフォーマンスグループ。HIVで亡くなった古橋悌二の知名度が高いが、特に古橋なき後は池田亮司とともに共同制作の核となる中心メンバーと目されている高谷史郎にインタビューを試み、元メンバーの高嶺格が上演した「京都国際舞台芸術祭(KYOTO EXPERIMENT 2012)」のパフォーマンスの劇評と合わせ特集とした。