下北沢通信

中西理の下北沢通信

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「multiples」

 「multiples」*1(ノマルエディション/プロジェクト・スペース)を見る。
 美術愛好家が購入しやすいようにアーティストに小さめの作品を複数製作してもらっての展覧会。

 参加アーティスト 木村秀樹、田中朝子、日下部一司、松井智恵、政田武史、植松奎二、大島成己名和晃平、中川佳宣、今村源、藤本由紀夫、中西信洋

 初めて見た作家では植松奎二、中西信洋、木村秀樹が面白く、個展が次にあったらぜひ見たいと思った。特に中西の透明フィルムを層状に並べた「Layer Drawing」のシリーズは面白く、もう少し大きな作品を見たいという気にさせられた。
 植松奎二は写真2点とオブジェ1点。今回の展示の趣旨からははずれるような気もしたが、比較的大きな作品でなかなか迫力があった。特に上下を逆にしたような写真は印象的。
 名和晃平はここに出展されている作品はともかくとして8月にはキリンプラザと京都芸術センターで比較的規模の大きな展示があるようなのでそれは楽しみ。