下北沢通信

中西理の下北沢通信

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U−201次リーグ オランダ代表VS日本代表

 オランダ2−1日本
 開催国オランダに対し、2ー1、しかも完敗ペースの前半から後半1点を返し、残り5分で何度かの決定機を作り、後一歩まで追い詰めた試合経過自体は惜敗といえる。ただ、問題はこの試合だけでなく、フル代表の前回のコンフェデ杯もそうだし、最近ではアテネ五輪もすべてこのパターンの善戦でだけど結局は負け。試合開始しばらくの早い時間帯に失点、さらに追加点もとられ、後半攻めに出てやや盛り返し、追撃するけれども追いつかないという毎回同じパターンの敗北を繰り返しているように見えることだ。
 例えば、欧州選手権チェコVSオランダではチェコは前半一方的な展開で2−0のビハインドを背負いながら2ー3とひっくり返して見事な逆転勝利をおさめている。実力の差といえばそれで終わりだが、惜敗と逆転勝ちの間には簡単には越えられない大きな壁がある。
 ただ、U−20に関していえば次のベナン戦に勝利すればまだ決勝トーナメント進出は十分に可能。ペースに乗る前の不用意な失点を警戒してぜひともまず1勝を挙げてほしい。