作・演出:司辻有香
※第8回アトリエ劇研舞台芸術祭 招聘作品
※京都芸術センター制作支援事業□出演
大熊ねこ(遊劇体)、タケダナヲキ、田中浩之(Will Be SHOCK Entrance Gate)
京都造形芸術大学出身の劇作家・演出家、司辻有香のひさびさの新作。とはいえ、相変わらずの司辻節というか「女」をぐいっと前に出してぐいぐい来る粘着質な質感は男の私にとってはちょっと困ってしまう。
というか、居心地の悪いところが多々あるのだが、個人的な好き嫌いは別にして、愛とか恋とか性とかのドロドロ感を描かせたときの濃密さと純度(イコールそれはウザさでもあるのだが)は女性作家のうちでもピカイチである。