あいらもえかコンサート「ガチンコ２の８」
GuuGoo Music presents あいらもえかコンサート「ガチンコ２の８」
＠渋谷PLEASURE PLESURE
opening
原田珠々華
有澤百華
林青空
シンガーソングライター３人
GUITAR GIRLS’FACTORY
ベースガールやまもとひかるも！
あいらもえかはアイドルグループ「アメフラっシ」の愛来、鈴木萌花によるギターデュオである。もともとガチンコスターダストという番組内で結成されたガチンコ３というグループ４人の中から２人がやめて、残った２人で結成されたという経緯があるが、この日のセットリストはあいらもえかのレパートリーのなかから二人のうちのどちらかが作詞作曲にからんでいる自作曲に絞って、発表順に並べるというものであった。
そのせいではっきり分かったことはあり、それは初期の曲と最近の曲では詞の内容や表現の広さにおいて、格段の進歩があったのだなとうかがえて、そこが非常に面白かった。
「ガチンコ３のテーマ」はともかく初期の曲にはやはり曲の主題にあまり広がりがない。ガチンコ３の楽曲としては雨宮カノン作詞のものが入っていて、いままでのコンサート（ライブ）ではあいらもえかでそれも歌うことがあったので、これまではあまり気が付かなかったのだが、あえらもえかの初期楽曲は「私たちは乗り遅れたけど、仲間がいるからまだまだ頑張るぞ」というような内容の楽曲が多く、１曲を聞いた時にはそれなりにいい曲もあるのだが、こういう風に続けて聞くとどうしても同工異曲である印象は否めない。逆に言えば作詞センスとして雨宮かのんのそれがいかに突出していたのかが逆にはっきりと分かる。
雨宮かのん×栗もえか「明日には」栗本柚希×鈴木萌花 詞:雨宮かのん/曲:榊いずみ
もうひとつ分かったのは今度は栗本柚希がいた栗もえか時代にはあれだけあったハモリがまだそれほどないのねということもあった。ただ、それは二人が作った曲のみを並べるという今回のセットリストのせいもあったかもしれない。
ところでもうひとつ分かったのは最近の曲には歌詞にも深みが出てきて、いい曲が格段に増えてきたのではないかということだ。「僕の１日」はやはりいいが、きょう聴いていい曲だと思ったのは愛来作詞武部聡志作曲の「アイストーリー」という曲が予想以上によかった。
