下北沢通信

中西理の下北沢通信

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理事長から大量の海鮮が届く たこ虹の家にいるTV#45 連続配信最終回

理事長から大量の海鮮が届く たこ虹の家にいるTV#45 連続配信最終回

自粛期間の癒しの源だったたこやきレインボー(たこ虹)による連続配信「たこ虹の家にいるTV」が最終回を迎えた。今回は事務所の社長でもある理事長(藤下リョウジ社長)から大量の海鮮がたこ虹ハウスに届き、メンバーの狂喜乱舞のなか、連続配信のフィナーレを迎えた。
たこ虹は人気俳優が多数所属する大手芸能事務所スターダストプロモーション所属のアイドルグループ。アイドル部門であるスタプラスターダストプラネット)ではももクロエビ中の後輩グループにあたる。
大阪でメンバー5人で共同生活を送るたこ虹ハウスから毎日晩御飯時の午後7時28分(なにわにちなんでいる)から生配信で自分たちが晩御飯を作って皆で食べる姿を生配信してきた。
たこ虹は最年少の彩木咲良が高校を卒業。ようやく学業の縛りなく、全員が自由に活動できるタイミングとなった今年、新曲を擁した全国ツアー「たこ虹ハウス」など一気に打って出ようとの構えだった矢先の今回のコロナ禍。スケジュールすべてが白紙に帰するなど出足をくじかれることになったが、こんな状況で急遽始まったのが「たこ虹の家にいるTV」であった。
先輩のももクロも「逆境こそがチャンス」と歌っているが、文字通り全員で一緒に暮らしているという利点を活用して、普段は別に暮らしていたマネージャーの番長もたこ虹ハウスに長期滞在して全員が一緒に暮らしながら毎晩Yuotubeで生配信を開始。この日まで配信は45回を数えた。
 最近、テラスハウス問題などでリアリティーショーのことが話題になっているが、本当のリアルを垣間見せるという意味ではこれこそ本当の意味でのリアリティーショーではないかと思う。
 特に連休期間などはももクロが連日「家にいるTV」終了直後から連日過去のライブ映像の配信をしたこともあって、ももクロファン(モノノフ)の中には両番組をはしごで見る人も出てきて、モノノフへの訴求力は大幅に上がったのではないか。
 さらに言えばこの番組は単に日常を配信するというだけではなくて、メンバーの創意により、当然始まる寸劇(代表作は何度も繰り返された「チーズケーキ」)などこれまでテレビ番組を一緒にやってきたMC陣に鍛え抜かれた集団芸の実力が随所に発揮される面白さもあって、この期間中アイドルの配信などをいくつも見る機会があったが、「たこ虹の家にいるTV」はそういうものとは一線を画しているとの印象を受けたのだ。
 メンバーのクリエイティビティーも発揮されたが印象が一変したのは彩木咲良(さくちゃん)である。
 神回といわれた全編が壮大なコントといってもいい「さくぴょんのメイドカフェ*1の奇才ぶりから最後には一転してたこ虹ハウスのオリジナルソング「一緒に帰ろう」*2を作詞作曲、ギター演奏する多才ぶりも発揮した。

たこ虹の家にいるTV#45