下北沢通信

中西理の下北沢通信

現代演劇やコンテンポラリーダンス、アイドル、ミステリなど様々な文化的事象を批評するサイト。ブログの読者募集中。上記についての原稿執筆引き受けます。転載依頼も大歓迎。simokita123@gmail.comに連絡お願いします。

ニコSオンラインライブ ~アメフラっシ~@ニコニコ生放送

ニコSオンラインライブ ~アメフラっシ~@ニコニコ生放送

まだ曲数の少ない若いグループにとってライブ配信の問題はセットリストの変更でライブ演出の変更をやりにくいことかもしれない。アメフラっシはこれまで単独での配信ライブや配信で行われているフェスへの参加などで、ダンスや歌唱の完成度の高さでインパクトを与えることを目指してきたが、ニコニコ生放送での配信ライブは果たしてどうなるのだろうというのが一番の注目点であった。
さて、それでは実際のライブはどうだったのか。ライブは非常に熱の入ったもので、いまこれだけ単位時間当たりの熱量を感じさせるライブパフォーマンスをたたみかけることができるグループはアメフラっシぐらいしかないのではないかと思わせるものだった。
冒頭の「グロウアップ・マイ・ハート」「Rain Makers!!」から、挨拶をへて新曲「メタモルフォーズ」から「ミクロコスモス・マクロコスモス」「Dark Face」へと一気になだれ込んでいく流れは安定感が非常に高く、アメフラっシの一番の武器であるダンスのレベルの高さ、愛来鈴木萌花小島はなの歌のうまさがアピールできるセットリストであり、今後も短時間勝負のフェスなどでは有効なやり方になっていきそう。特に「メタモルフォーズ」のMVで背景に流し、それとシンクロするように生の歌とダンスを見せていく演出は効果のある方法だったと思う。表現力も以前より著しく向上しており、こういう悪女的な魅力を表すには幼さが感じられていた「Dark Face」も久しぶりに見た気がするのだが、かなり妖艶さが表現できるようになっていた。
 「月並みファンタジー」も今年の初めのスタプラフェスでやった時には何でわざわざアピールすべき時にこの難しい曲をセットリストに入れたのかと疑問に思った記憶があるのだが、より自然に歌いこなしていた。

セットリスト
M1 グロウアップ・マイ・ハート
M2 Rain Makers!!
MC 自己紹介
M3 メタモルフォーズ
M2 Rain Makers!!
M4 ミクロコスモス・マクロコスモス
M5 Dark Face
M6 月並みファンタジー
MC
M7 轟音
M8 ハイ・カラー・ラッシュ
M9 フロムレター
M10 Over the rainbow
M11 雑踏の中で
MC
M12 STATEMENT
M13 明後日の方向へ走れ

live2.nicovideo.jp

アメフラっシ 'メタモルフォーズ' Music Video