下北沢通信

中西理の下北沢通信

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超NATSUZOME2021@幕張海浜公園Gブロック

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mixch.tv
チケットを確保していたのだが、雨が予想されたことやコロナ禍の下体調を崩したくないこともあり、生参戦は断念。スパチャの配信で見ることにした。この日の目玉は朝一番の参加となった浪江女子発組合。プロデューサー(PPP)のあーりんをはじめ佐々木彩夏ソロコンサートを終えたばかりのメンバーが参集、充実のパフォーマンスを見せた。この日よく分かったのはももクロは音楽活動がテレビではほとんど紹介されていないこともあって、昨年のTIFへの登場やNHKワールドなどでの紹介はあっても浪江女子発組合の活動はまだモノノフ以外のアイドルファンにさえほとんど知られていないのだなということだった。本拠地、福島(浪江町)での活動はもちろん大切ではあるのだけれど一方で浪江町の宣伝塔的な役割も果たすことも重要なのだから、もう少し露出を増やすことを考えた方がいいのかもしれないと思った。
 こうした活動が単独での個々の活動にとどまらずにJA浪江メンバーの所属先であるアメフラっシやB.O.L.T.の活動と連動していくことがもう少し戦略的に行われていくのが重要ではないかと思った。
www.youtube.com


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浪江女子発組合の面白さはももクロはもちろんメンバーの所属グループのいずれとも似ていない音楽性・キャラクター性を持っていることだ。ひとことで言えば「清楚系」といってもいいのだが、ももクロに参加して間もなく「最強パレパレード」の振付に入っていた「コマネチ」がやりたくないと駄々をこねた「ももクロのアイドル」であるあーりんが「こういうアイドルに本当はなりたかった」という姿を具現化させたのが浪江女子発組合なのである。とはいえ、その種のアイドルがほとんどリップシンク(口パク)であるなかですべて生歌で勝負しており、スターダストの遺伝子はどこまでも受け継いでいる。
 この日は「ミライイロの花」「あるけあるけ」「なみえのわ」「またキミと。」の4曲を披露。この日一番の見せ場は早朝のパフォーマンスということもあり、浪江女子発組合への認識もなく、他のアイドルの物販に並ぶアイドルファンに向かって「浪江女子発組合です。よろしくお願いします」とアピール。ロッキンのメインステージでただ1組遠くに見える観覧車に向かって「観覧車の皆さん」と呼び掛けたももクロならではのアウエーでの振り舞い方を後輩に伝授していた*1

10:30~ 浪江女子発組合
ミライイロの花
あるけあるけ
MC
なみえのわ
またキミと。
10:55~ FES☆TIVE
11:15~ リルネード
11:55~ Task have FUN
12:15~ ukka
12:40~ アメフラっシ
セットリスト

①メタモルフォーズ
②MICHI
③Sensitive
④BAD GIRL
⑤グロウアップ・マイ・ハート

15:00~ #ババババンビ
15:30~45 アメフラっシ(2回目)

公演日

2021年7月3日(土)/7月4日(日)

会場

幕張海浜公園Gブロック

〒261-0021 千葉県千葉市美浜区ひび野2-116
2021年7月7日(水) 20:00〜7月14日(水)23:59

▶ 【ブラウザ版】アーカイブ視聴方法

*1:アメフラっシもこの後のライブで雨の中、特典会や物販に並ぶファンに対し「一緒に跳んで」との煽りをかましており、あーりん先輩の直伝の教育の成果をさっそく見せてくれた。