下北沢通信

中西理の下北沢通信

現代演劇やコンテンポラリーダンス、アイドル、ミステリなど様々な文化的事象を批評するサイト。ブログの読者募集中。上記についての原稿執筆引き受けます。転載依頼も大歓迎。simokita123@gmail.comに連絡お願いします。

ムニ「カメラ・ラブズ・ミー!」(『須磨浦旅行譚』)@こまばアゴラ劇場

ムニ「カメラ・ラブズ・ミー!」(『須磨浦旅行譚』)@こまばアゴラ劇場

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作・演出:宮崎玲奈


カメラが登場する過去作3作品を一挙上演します。作品の再演自体がはじめてのことなので、ムニのこれまでとこれからの接続点を楽しんでいただけたら嬉しいです。保存された「戯曲」を頼りに、今ここであることと、ここにあるまなざしのために上演します。ワクワクする作品になるようにがんばります。


『須磨浦旅行譚』
兵庫県須磨浦地区を旅行する、変容をテーマにした作品です。宮崎が2019年に大学卒業時に制作し、上演は明治大学校舎内のみでしか行われておりません。(上演時間60分を予定)

『回る顔』
意識をいかに演劇で描くことができるかを主軸に扱いながら、獣に出会ったり、突然別の場所に移動したり、海の上を歩いたりと、不思議な体験が複数起きる作品です。2020年に映像配信作品として制作。(上演時間90分を予定)

『真昼森を抜ける』
二人の俳優が老人、少年、夫婦など、複数のキャラクターを演じ、海、浄水場、新宿バッティングセンターなど複数の場所にも変容する作品です。2021年せんがわ劇場演劇コンクールで発表。(上演時間50分を予定)



ムニ

カンパニーメンバーを持たない形で 2017 年より活動。宮崎企画としても2020年より活動中。「虚構」と「リアル」との歪みに注目して、意識の流れ、演劇における虚構とリアルとの境界を探りながら創作を行う。近年の作品に宮崎企画『忘れる滝の家』、『真昼森を抜ける』で第11回せんがわ劇場演劇コンクール演出家賞。




出演

『須磨浦旅行譚』
石渡愛(青年団)、南風盛もえ(青年団)、藤家矢麻刀

『回る顔』*1
新田佑梨(青年団)、黒澤多生(青年団)、伊藤拓(青年団)、日向子(青年団

『真昼森を抜ける』
南風盛もえ(青年団)、藤家矢麻刀

スタッフ

舞台監督:黒澤多生(青年団
照明:緒方稔記(黒猿)
衣装:坊薗初菜(青年団)
制作:河野遥(ヌトミック)
芸術総監督:平田オリザ
技術協力:蜂巣もも(アゴラ企画)
制作協力:曽根千智(アゴラ企画)