ぐうたららばい「海底歩行者」(作・演出・音楽:糸井幸之介)@こまばアゴラ劇場
こういう作品を見て「泣けるいいお芝居」と評価する人がいるんだろうというのは理解できなくもない。俳優も特に妻役の伊東佐保はいい演技だったと言えなくもないだろうと思う。それでも、やはり私にはこの舞台に共感することができにくかったし、こういう作品は苦手だということを感じた。
だから、正直言ってこういう作品の出来映えの善し悪しを判断するのは私には困難だ。こういう場合、本当はあーだ、こうだ言わずにスルーするのが正解なのかもしれないが、ついこう言うことを書いてしまうのが悪癖なのである。伊東さんは大好きな女優だが、また嫌われるかもしれない……。
作・演出・音楽:糸井幸之介
この物語は三人の家族のお話です。
夫婦と小さな子供、三人のお話です。
でも、小さな子供は死んでしまいました。
だから、夫婦のお話です。人間は心の生き物です。心の酸素もほとんど無くなり、心の日光もほとんど当たらない、海底を歩いているような、夫婦のお話です。ぐうたららばい
唯一無二の“妙ージカル”を上演するFUKAIPRODUCE羽衣の座付作・演出・音楽家である糸井幸之介による個人ユニット。
ユニット名“ぐうたららばい”の名の通り、ぐうたらな大人へららばいをお届けするべく、“静かなミュージカル”という新たなスタイルに挑戦。囁き声と吐息による音楽劇
出演伊東沙保 キムユス(FUKAIPRODUCE羽衣)
スタッフ
照明:松本永(eimatsumoto Co.Ltd.)
音響:佐藤こうじ(Sugar Sound)
舞台監督:藤林美樹
衣裳:小松陽佳留
映像:足立原円香
宣伝美術:糸井幸之介(題字・絵) 林弥生(デザイン)
制作:坂田厚子 村田天翔