ニブロール「汚れた手」@森下スタジオ(後日配信)
汚れた手を洗う日々、水に流れるようにあらゆる記憶が消失していく。
世界中でどれだけの時間と場所が失われてきただろう。その失われたすべてを言葉にはできない。
直面した恐れや震えが、体の中で逆流を始める。経験した時間を私たちはこのパフォーマンスを通して
もう一度体験する。それぞれの記憶は幾重もの層となり、沈み、浮かびあがり、また重なり、
私たちは失われた時間をやりなおして身体に刻印する。いま、場所や記憶を定位する表現はいったいどんな意味を持つのだろうか?
ソロダンスが重なり繰り返されるダンスの狭間でみえる隙間、
それはやっぱり忘れ去られた記憶。
演出:ニブロール
振付:矢内原美邦 映像・美術・照明:高橋啓祐 音楽・美術:スカンク/SKANK出演:小山衣美 大熊聡美 上村有紀
朗読:山本圭祐 沼田星麻 間瀬奈都美 昇良樹 原田理央
舞台監督:湯山千景 照明:伊藤馨 制作:後藤かおり
プロデューサー:あけみママ主催:一般社団法人ニブロール