下北沢通信

中西理の下北沢通信

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萌花へラランド・ニシダの「泥棒猫」トーク アメフラの大きな武器になる可能性 AMEFURASSHI シン・魂の公開稽古」の第十五回公演@渋谷 ストリームホール

「AMEFURASSHI シン・魂の公開稽古」の第十五回公演@渋谷 ストリームホール

ラランドのニシダによるトークスキル向上講座。話も面白かったが、これはすぐにでも実践に役立つことも多くて、メンバーにも有益な講義だったのではないだろうか。特にニシダに「泥棒猫」のニックネームをつけてもらった萌花は弄られる側のおいしさも知って非常に有意義だったのではないだろうか。彼女の場合、真面目なので昔だったら、いじられること自体を嫌がった可能性もあるが、彼女がいじられる役になって残りのメンバーがそれに突っ込むみたいなトークは最近のアメシャベなどをみてトークのときにだまってしまいがちの萌花を何とか会話の輪に加わらせたいからの試行錯誤があったと思うが、下手をすると知らない人から見るといじめのようにも見えかねないという問題点もあった。
「泥棒猫」トークが秀逸なのは推し泥棒について萌花の側も「私にはまったくその気はないけど、私の魅力でそうなってしまうのは仕方ない」と言い返せることだ。それにこれはアイドルあるあるでどのグループでも抱えている問題だから、萌花ともうひとりメンバーがいれば他にもアイドルがいるようなシチュエーションではどこでも使えるし、そもそも多人数グループではあまりにもセンシティブな事柄で発言する事もはばかられる話題かもしれない。そういう意味でそれをあえて話題にすることでひと盛り上がり作れるネタにもなりそうだからだ。
これはMC役との共同作業になるが、おもしろネタ系の回答でゆづ、萌花、はなと回しさいごにハードルが上がりまくった状態で困窮しまくった愛来に回すというのもお家芸になりつつあると言えよう。コンスタントにヒットを放つ小島はながいてこそ成り立つ流れだが、これが美味しいのは愛来が滑っても成り立つこと。しかも、まぐれ当たりで夏菜子のように笑いの神がやどればこれ以上はない大爆笑にもなるのだ。
パフォーマンス講座はAnna先生による振付講座で「Fly Out」を取り上げた。今回はどの曲をやってほしいかネットで公募したが、振りコピの参考にもなるし、今後はメンバーのダンス公開稽古企画と並んで、新曲が披露されるたびにそのタイミングでやってほしい。最近はAnna先生の振付が増えているから、こういう講座ももクロでもやってくれると嬉しいのだが。

「シン・魂の公開稽古」はAMEFURASSHIメンバーが、"その道のプロ"から様々なワザを学び、アイドルとして、
エンターテイナーとして成長していく姿を追いかけたドキュメンタリーバラエティです。

ゲストやイベントの詳細は追ってご案内いたします。

【日時】2023年1月21日(土) open 16:00 / start 17:00
【会場】渋谷 ストリームホール
【チケット】
・一般指定席 ¥4,000(税込)
・学生エリア指定席 ¥1,000(税込)
・女性エリア指定席 ¥1,000(税込)
※お一人様2枚まで