下北沢通信

中西理の下北沢通信

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ゼロコ「The Writer」@こまばアゴラ劇場

ゼロコ「The Writer」@こまばアゴラ劇場


ゼロコは言葉を使わない演劇ということになっており、それは間違いではないのたが、私がこれまで繰り返し見てきたいわゆる「パントマイム」の技術を駆使したそれとは違うようだ。その内容はボードヴィルに近いという風に思われた。

作・演出:ゼロコ(角谷将視、濱口啓介)
ゼロコは、言葉をほとんど使わない表現をおこなっていますが、
今回、言葉を扱う「作家(Writer)」をテーマとした舞台に取り組みます。
ゼロコはメンバーそれぞれが演劇やコントといった、言葉のある表現に挑戦してきた上で、今の台詞のない表現にたどり着きました。
言葉を扱った表現は、いち観客として、今もなお大好きで、また強い憧れも持ち続けています。
そういった世界に想いを馳せながら、「作家」を台詞のない表現で描いていきます。


角谷将視(三重出身)と濱口啓介(徳島出身)によるコメディをベースにしたフィジカルシアターデュオ。日常を多角的に捉え、パントマイムや道化師の手法であるクラウニングを用いて、緻密さと即興性を持ち合わせた遊び心あるパフォーマンスを発表している。2019年には世界最大の芸術祭と言われているエディンバラ・フェステイバル・フリンジにて舞台『Zeroko’s Teatime』がAsian Arts AwardのBest Comedy賞を受賞。

出演
ゼロコ(角谷将視・濱口啓介)

スタッフ
舞台監督:西山みのり
音響:ORANGE COYOTE
照明:萩原賢一郎
宣伝写真:明石真由美
舞台写真:濱口恒太
小道具:定塚由里香
イラスト・タイトル文字:町田早季
演出協力:遠藤昌宏
制作協力:奥村優子(koen企画)/明石真由美
芸術総監督:平田オリザ
技術協力:中條玲(アゴラ企画)
制作協力:蜂巣もも(アゴラ企画)