アバター(Avatar)
監督 ジェームズ・キャメロン
製作総指揮 コリン・ウィルソン レータ・カログリディス
製作 ジェームズ・キャメロン ジョン・ランドー ジョシュ・マクラグレン
脚本 ジェームズ・キャメロン
出演者 シガニー・ウィーバー ゾーイ・サルダナ サム・ワーシントン スティーヴン・ラング ミシェル・ロドリゲス ジョヴァンニ・リビシ
音楽 ジェームズ・ホーナー
主題歌 レオナ・ルイス「I See You」
撮影 マウロ・フィオーレ
編集 ジェームズ・キャメロン ジョン・ルフーア スティーブン・E・リヴキン
映像的には素晴らしく、物語の筋立て自体はよくも悪くもものすごくハリウッドの典型(ステレオタイプ)。いろんなところでそういう感想を読んだが、その通りで特に付け加えるところはない。やはりよく指摘されていた宮崎駿+エヴァンゲリオンというのもそうで、そういう風に言えばそうだがそんなことを言い出せば、「スターウォーズ」だって黒澤明の「隠し砦の三悪人」なわけで、元ネタをいかに咀嚼して自分の栄養として使ってしまうかというのがハリウッド映画の昔からの常道。むしろ王道といってもよく、この「アバター」もキャメロンは参照した作品として一方で「ダンス・ウイズ・ウルブス」の名前も挙げているし、それゆえこの作品も元ネタの1つでもあったネイティブアメリカンと白人の恋物語を描いた映画のいかにもアメリカ的な異文化に対する無理解というか自分の都合のよいものとしてしか異世界を見ないという独善性を受け継いでしまっていることがむしろ興味深かったりした。