下北沢通信

中西理の下北沢通信

現代演劇やコンテンポラリーダンス、アイドル、ミステリなど様々な文化的事象を批評するサイト。ブログの読者募集中。上記についての原稿執筆引き受けます。転載依頼も大歓迎。simokita123@gmail.comに連絡お願いします。

2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

有安杏果の本格的再始動見せたライブ 楽器演奏と一体感、楽曲を立体的に展開 有安杏果 弾き語りツアー "A Little Harmony Live”@東京・ヒューリックホール

有安杏果 弾き語りツアー "A Little Harmony Live”@東京・ヒューリックホール ソロとしての再始動を図ろうと歩み出したところでコロナ禍により3年ほどの停滞を余儀なくされた有安杏果。このライブでの後半では夏のツアーに続いて、全国10カ所以上での本格…

燐光群創立40周年記念公演 第1弾「ストレイト・ライン・クレイジー」@ザ・スズナリ

燐光群創立40周年記念公演 第1弾「ストレイト・ライン・クレイジー」@ザ・スズナリ 燐光群が創立40周年の記念公園として英国の劇作家デヴィッド・ヘアの「ストレイト・ライン・クレイジー」(坂手洋二演出)を上演した。現代アメリカの都市計画を推進し…

note掲載の批評(演劇・アイドル)by中西理のランキング

note掲載の批評(演劇・アイドル)by中西理のランキング note.com80年代的“笑い”のラジカリズム 宮沢章夫とケラリーノ・サンドロヴィッチ 1,185 0 37 note.com 寺山修司の処女作をロックミュージカル仕立てで上演 初演した劇団四季のヒット作「キャッツ」も…

青年団の松田弘子、山内健司による会話劇の秀作 とりとめのない会話が生み出すせつない余情 コココーララボ「コココーラ」(作・演出:荒悠平)@こまばアゴラ劇場

コココーララボ「コココーラ」@こまばアゴラ劇場 コココーララボ「コココーラ」@こまばアゴラ劇場を観劇。ともに青年団の中心俳優である松田弘子、山内健司による二人芝居である。 平田オリザはこういう芝居は書かないということは言えるのだが、会話劇の…

お布団「ザ・キャラクタリスティックス/シンダー・オブ・プロメテウス」@アトリエ春風舎

お布団「ザ・キャラクタリスティックス/シンダー・オブ・プロメテウス」@アトリエ春風舎 お布団「ザ・キャラクタリスティックス/シンダー・オブ・プロメテウス」@アトリエ春風舎を観劇。移民の問題や管理社会、AIなど現代進行中の出来事への批評性をはら…

SPARK2023inYAMANAKAKO@ニコニコ生放送

SPARK2023inYAMANAKAKO@ニコニコ生放送 TASK HAVE FUN AMEFURASSHI 1. Tongue Twister 2. Drama 3. Blow Your Mind 4. One More Time 5. Magic of love 6. MICHI 7. DROP DROP 時間 開場 9:00 /開演 10:05 /終演 未定 ※雨天決行(荒天の場合は中止) ※開場…

オドリバ「ライスボールダンスクラブ ことば mono くうき」@こまばアゴラ劇場

オドリバ「ライスボールダンスクラブ ことば mono くうき」@こまばアゴラ劇場 企画:おにぎり海人 佃直哉 ライスボールダンスクラブはオドリバが複数の振付家を招いて行うダンスショーケース、もしくはダンスクラブ。今回は「ことば」「くうき」「もの」三…

主演の二人が好演ももクロ主演映画・舞台から8年 日向坂46版で蘇った平田オリザ「幕が上がる」  舞台「幕が上がる」(日向坂46主演版)@サンシャイン劇場

舞台「幕が上がる」(日向坂46主演版)@サンシャイン劇場 「幕が上がる」*1はももいろクローバーZ主演で2015年に映画化、舞台化されている。その時から8年が経過。今回の舞台は同様に平田オリザの小説「幕が上がる」を原作とはしているものの、脚本・演出…

『しおこうじ玉井詩織×坂崎幸之助のお台場フォーク村』第146夜「フジテレビマルチシアター公開生放送」@フジテレビNEXT

『しおこうじ玉井詩織×坂崎幸之助のお台場フォーク村』第146夜「フジテレビマルチシアター公開生放送」@フジテレビNEXT 番組がはじまるとAMEFURASSHIの小島はな、CROWN POPの三田美吹、播磨かな、久保可恋の4人が客席最前列に座っており、出番がいつあるん…

お祭りとDJライブをいかに融合させるのか AMEFURASSHIの新たな挑戦 AMEFURASSHI梅雨祭2023@新宿ReNY

AMEFURASSHI梅雨祭2023@新宿ReNY www.youtube.com 1年ぶりとなる AMEFURASSHIの夏のワンマンライブ「梅雨祭2023」。昨年第一回が開催された時に確か愛来が最後のあいさつで「恒例のライブとして今後毎年開催していきたい」と話した。はっきりとそう口に出し…

ダンスパフォーマンスとしてのAMEFURASSHIについて(準備の一環として)

ダンスパフォーマンスとしてのAMEFURASSHIについて(準備の一環として) 実は以前アイドル系のパフォーマンスをダンスとして考えるとどのようなことが言えるのかということについて論考を書き*1、さらにダンスの専門家である振付家の木皮成さんを講師に招き…

健在ぶりを見せた京都の鬼才によるひさびさの新作 大学後輩らの尽力で実現 「罵倒の作法」03 司辻󠄀󠄀有香 新作上演@三鷹SCOOL

「罵倒の作法」03 司辻󠄀󠄀有香 新作上演@三鷹SCOOL 京都造形芸術大学出身の劇作家・演出家、司辻有香*1。若くしてOMS戯曲賞、京都芸術センターの演劇計画で立て続けに佳作を受賞。新進気鋭の劇作家として注目されていたが、その後活動を中断していた鬼才のひ…

オフィスマウンテン「ホールドミーおよしお」@こまばアゴラ劇場

オフィスマウンテン「ホールドミーおよしお」@こまばアゴラ劇場 コロナ禍で遠ざかっていたこともあり、オフィスマウンテンの舞台を見るのは2019年*1以来。山縣太一のオフィスマウンテンが掲げる「俳優原理主義」というのは自らも所属していた岡田利規による…