下北沢通信

中西理の下北沢通信

現代演劇やコンテンポラリーダンスなど様々な文化的事象を批評するサイト。

演劇

有料無観客生配信日替わりひとり芝居『DISTANCE』@本多劇場

有料無観客生配信日替わりひとり芝居『DISTANCE』@本多劇場 本多劇場のコロナ禍による休業後、再開第一弾は無観客生配信によるひとり芝居。さっそうチケットセンター(イープラス)で初日(6月1日19時~)のチケットを申し込んでみた。手元のパソコンで映…

保村大和超一人芝居『Believe』(2001年作品)@Youtube

保村大和超一人芝居『Believe』(2001年作品)@Youtube 【5/31(日)13時 無料配信&西田シャトナーコメント参加決定】 作・演出 #西田シャトナー 出演 #保村大和 http://youtube.com/c/aptokiko よければ一緒に見ましょう。 チャート式日本史を見てしまった織…

平成の舞台芸術回想録第二部(1) 弘前劇場「家には高い木があった」

平成の舞台芸術回想録第二部(1) 弘前劇場「家には高い木があった」 第一部では1990年代を代表する作家として、平田オリザ、松田正隆を取り上げたが、現代口語演劇の名手としてその二人に匹敵する実績を残した長谷川孝治(弘前劇場)の存在を忘れるわけには…

連載)平成の舞台芸術回想録 第二部もうすぐスタート

連載)平成の舞台芸術回想録 第二部もうすぐスタート 「平成の舞台芸術回想録」(1)~(10)が完結した。引き続き「平成の舞台芸術回想録第二部」を連載していきたいと思う。自粛期間が終了したことで、舞台公演も徐々に復活していきそうなので、ここから…

ビデオ電話で交流する人々を描く連作短編通話劇シリーズ ロロ 窓辺 第2話『ホームシアター』@Youtube

ビデオ電話で交流する人々を描く連作短編通話劇シリーズ ロロ 窓辺 第2話『ホームシアター』@Youtube ビデオ電話で交流する人々を描く連作短編通話劇シリーズの第二弾。今回は女優二人(島田桃子、森本華)がキャスティングされたが、興味深いのはそのうち一…

連載)平成の舞台芸術回想録(10) 松田正隆(青年団プロデュース)「月の岬」

連載)平成の舞台芸術回想録(10) 松田正隆(青年団プロデュース)「月の岬」 青年団プロデュース「月の岬」 マレビトの会の松田正隆が1990年代には平田オリザと並ぶ現代口語演劇の旗手で、松田の颯爽たる登場が平田の存在と相俟って、アングラ演劇から野田…

連載)平成の舞台芸術回想録(9) 維新派「呼吸機械」

連載)平成の舞台芸術回想録(9) 維新派「呼吸機械」 維新派「呼吸機械」 維新派の公演を巨大というしかない野外舞台を追いかけて奈良山奥のグラウンドから瀬戸内海に浮かぶ島まで非日常の空間に出会うために出かけていくことが、年に一度の愉しみだった。…

連載)平成の舞台芸術回想録(8) 劇団ホエイ「郷愁の丘ロマントピア」

連載)平成の舞台芸術回想録(8) 劇団ホエイ「郷愁の丘ロマントピア」 山田百次は約10年前に上京。弘前劇場を退団した女優らとともに「劇団野の上」を設立し本格的な劇作を開始した。その活動ぶりが青年団で中心俳優だった河村竜也の目に留まり、彼らは201…

連載)平成の舞台芸術回想録(7) 玉田企画「あの日々の話」

連載)平成の舞台芸術回想録(7) 玉田企画「あの日々の話」 映画『あの日々の話』予告編 玉田企画「あの日々の話」 2010年以降に活躍が目立つポストゼロ年代演劇の代表的作家としてままごとの柴幸男と木ノ下歌舞伎の木ノ下裕一による作品を取り上げたが、…

連載)平成の舞台芸術回想録(6) 木ノ下歌舞伎「東海道四谷怪談」

連載)平成の舞台芸術回想録(6) 木ノ下歌舞伎「東海道四谷怪談」 木ノ下歌舞伎「東海道四谷怪談」 ポストゼロ年代演劇と私が呼んでいる2010年以降に台頭してきた世代を代表する存在が木ノ下歌舞伎である。京都造形芸術大学の学生であった木ノ下裕一、杉原…

「平成の舞台芸術回想録」に向けて・平成の舞台芸術30本   「東京ノート」「三月の5日間」「わが星」……

「平成の舞台芸術回想録」に向けて・平成の舞台芸術30本 「東京ノート」「三月の5日間」「わが星」…… 東京ノート 新型コロナ感染対策のために演劇公演が中止・延期となってはや二カ月近くが経過した*1。このサイトでは観劇してきた公演についての観劇レビュ…

青年団の志賀廣太郎さんが逝去

志賀廣太郎さんが逝去 青年団所属の俳優、志賀廣太郎が亡くなった。青年団には1990年、41歳で「光の都」に出演したのが初めてで、正式に劇団員になったのは1993年のことだった。私が最初に青年団の舞台を見た「ソウル市民」(1993)では劇団員になったばかり…

ぱぷりか「柔らかく搖れる」@アトリエ春風舎(公演中止)

ぱぷりか「柔らかく搖れる」@アトリエ春風舎(公演中止) 作:福名理穂、矢野瑛彦 演出:福名理穂 ある街の、孤独と、後悔と、温もりと。 人と、人と、人。そして、家族。福名理穂/ぱぷりか広島県出身。2014年ぱぷりかを旗揚げし、全作品の作・演出を務める…

ビデオ電話で交流する人々を描く連作短編通話劇シリーズ ロロ『窓辺』@Youtube

ビデオ電話で交流する人々を描く連作短編通話劇シリーズ ロロ『窓辺』@Youtube いつ高シリーズでは上演時間1時間1場劇というルールの縛りのもとにサーガ的な連作演劇を試みたロロの三浦直之がコロナ禍で通常の劇場公演ばかりか、演劇の稽古もできないとい…

「劇団4ドル50セント」(秋元康氏プロデュース)×「柿喰う客」 2020年1月〜2月に開催されたコラボ舞台公演作品

「劇団4ドル50セント」(秋元康氏プロデュース)×「柿喰う客」(期間限定公開) 2020年1月〜2月に開催されたコラボ舞台公演作品 作・演出:中屋敷法仁<あらすじ> 西暦20XX年― 個人主義の暴走は教育機関を完全にマヒさせた! 政府は新学習指導要領「アセ…

連載)平成の舞台芸術回想録(5) 上海太郎舞踏公司「ダーウィンのみた悪夢」

連載)平成の舞台芸術回想録(5) 上海太郎舞踏公司「ダーウィンのみた悪夢」 「ダーウィンをみた悪夢」から「#16 プロローグ 逆転」 日本の現代演劇を最初に見るようになった時にその表現としての刺激的面白さに夢中になった集団がいくつかあった。平田オ…

連載)平成の舞台芸術回想録(4) ままごと「わが星」

連載)平成の舞台芸術回想録(4) ままごと「わが星」 柴幸男(ままごと)をはじめ、快快(篠田千明)、柿喰う客(中屋敷法仁)、悪い芝居(山崎彬)らポストゼロ年代の作家の台頭により、明らかに新しい傾向が現れるのが2010年以降のことですが、彼らには…

うさぎストライプ「いないかもしれない」@こまばアゴラ劇場(公演中止)

うさぎストライプ「いないかもしれない」@こまばアゴラ劇場(公演中止) 作・演出:大池容子 かつて教室の隅っこにいた私たちは、いまも世界の隅っこにいる。小学生の頃、いじめられていた女が見違えるように綺麗になって同窓会の二次会に現れた。 しかし、…

連載)平成の舞台芸術回想録(3) チェルフィッチュ「三月の5日間」

連載)平成の舞台芸術回想録(3) チェルフィッチュ「三月の5日間」 チェルフィッチュ「三月の5日間」 [DVD]発売日: 2017/05/15メディア: DVD三月の5日間作者:岡田 利規発売日: 2005/04/01メディア: 単行本衝撃的な登場 チェルフィッチュ「三月の5日間」…

「平成の舞台芸術回想録」に向けて・再掲)平成の舞台芸術30本   「東京ノート」「三月の5日間」「わが星」……

「平成の舞台芸術回想録」に向けて・再掲)平成の舞台芸術30本 「東京ノート」「三月の5日間」「わが星」…… 東京ノート 新型コロナ感染対策のために都内の演劇公演が次々に中止・延期となっている。このサイトでは観劇してきた公演についての観劇レビューを…

田上パル「Q学」@こまばアゴラ劇場

田上パル「Q学」@こまばアゴラ劇場 作・演出:田上 豊 田上豊が高校生と共につくった、 九州を熱狂させた話題作が、 出演者を一新してついに再演!高校。表現選択科目「演劇」の授業時間帯。「演劇」の授業を選択した生徒たちは、一癖も二癖もある問題児。 …

オフィスコットーネ レパートリーシアター「山の声 ―ある登山者の追想―」@Space早稲田

オフィスコットーネ レパートリーシアター「山の声 ―ある登山者の追想―」@Space早稲田 山の声 河野洋一郎(南河内万歳一座)、山田百次(ホエイ)による新コンビがよかった。この「山の声」の公演はそれこそ大竹野正典生前の初演時を始め、さまざまなキャス…

五反田タイガー 7th Stage「WORKER ANTS と 働かないアリ」@CBGK シブゲキ‼︎(アメフラっシ愛来、 鈴木萌花出演)

五反田タイガー 7th Stage「WORKER ANTS と 働かないアリ」@CBGK シブゲキ‼︎(アメフラっシ愛来、 鈴木萌花出演) スターダストプラネット所属のアイドルグループ「アメフラっシ」の愛来、鈴木萌花が出演する舞台ということで見に行った。 グリム童話の「ア…

玉田企画「今が、オールタイムベスト」@東京芸術劇場

玉田企画「今が、オールタイムベスト」@東京芸術劇場 ある家族とその関係者が、結婚式のために長野県辺りにある避暑地の別荘地に前乗りでやってきて大騒ぎするお話です。結婚式前に別荘地に前乗りして大騒ぎするわけですから、それなりに小金持ちで、それな…

ゆうめい ゆうめいの座標軸『俺』『弟兄』@こまばアゴラ劇場

ゆうめい ゆうめいの座標軸『俺』『弟兄』@こまばアゴラ劇場 作:池田 亮 今の「ゆうめい」に至るまでの軸となる代表作『俺』『弟兄』『あか』を再演します。 自分や他者の体験に対して別々のアプローチを経て作り上げた別軸の3作品を通して、より立体的に…

MONO『その鉄塔に男たちはいるという+』@吉祥寺シアター

MONO『その鉄塔に男たちはいるという+』@吉祥寺シアター MONO「その鉄塔に男たちはいる+」 劇団創設30周年の記念公演ということもあり新型コロナの流行で舞台の中止・延期が相次ぐ中あえて上演に踏み切ったと思う。そしてそのことには昨今の世間の「こん…

連載)平成の舞台芸術回想録(2) ダムタイプ「S/N」

連載)平成の舞台芸術回想録(2) ダムタイプ「S/N」 「平成の舞台芸術回想録」の第1弾は平田オリザ「東京ノート」を取り上げたが、続く第2弾ではマルチメディアパフォーマンスグループとして、現代のメディアアートの先駆けとなったダムタイプとその代…

小田尚稔の演劇 「是でいいのだ」“Es ist gut”@三鷹SCOOL

小田尚稔の演劇 「是でいいのだ」“Es ist gut”@三鷹SCOOL 震災から9年たった2020年3月11日に小田尚稔の演劇「是でいいのだ」@三鷹SCOOLを見た。実は東日本大震災を主題として扱った演劇について考える「東日本大震災と演劇」というレクチャーを企画してい…

3月のお薦め芝居(2020年)by中西理

3月のお薦め芝居(2020年)by中西理 (復刻版、えんげきのぺーじでおなじみの「お薦め芝居」を復刻)3月のお薦め芝居については本来2月末に掲載しなければならないところであったが、新型肺炎がらみでの公演の中止が相次いでいること、2月末に右手首を骨折、…

新聞家オープンスタジオ「保清」@森下スタジオ

新聞家オープンスタジオ「保清」@森下スタジオ 右腕骨折のため観劇を断念。 新聞家 「保清」 (オープンスタジオ) 新聞家 [ 期 間 ] 2020年2月23日― 3月2日 [ 内 容 ] 彼女は前に 何度か簡単 に包んだ試 供品の集ま りをくれた日時| 2020年2月23日(日)― 3…