2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧
ホワットダニットの系譜としてのルース・レンデル(2) この連載「 ホワットダニットの系譜としてのルース・レンデル」で最初に「乙女の悲劇」を取り上げたのはクリスティー後期のホワットダニット的な作品群やコリン・デクスターの超絶技巧と言われる独特…
ガールズ・グループの祭典 RAGAZZE!~少女たちよ!~@NHKホール せっかく観覧が当選していたのに右腕骨折の手術入院で行けないと嘆いていたら、新型肺炎がらみで観客には非公開になった。悔しさが薄れたのはなぜ(笑)。我ながら小さい人間だ。 ✅ 3…
山下残 “インヴィテーション”@THEATRE E9 KYOTO 山下残 振付・演出作品 Invitation All standing / Admission Freeインヴィテーション 全席立見 / 入場料無料 行為は空洞で、劇場は空き地だ。 日時3月27日(金) 19:30 3月28日(土) 14:00/17:00 3月29日(日) 13…
「有安杏果 サクライブ 2019 ~Another story~」@Youtube Channel(東京・EX THEATER ROPPONGI) 『有安杏果 サクライブ 2019~Another story~』東京公演 「有安杏果 サクライブ 2019 ~Another story~」2019年3月24日 東京都 EX THEATER ROPPONGI セット…
ダムタイプ 新作パフォーマンス『2020』@ロームシアター京都(中止) コロナのため公演中止。最終的に中止になったのはやむをえないことだとしても、最後までに開催にこだわり続けたのはダムタイプにとって非常に重要な作品で集団存在のレーゾンデーテルとな…
田上パル「Q学」@こまばアゴラ劇場 作・演出:田上 豊 田上豊が高校生と共につくった、 九州を熱狂させた話題作が、 出演者を一新してついに再演!高校。表現選択科目「演劇」の授業時間帯。「演劇」の授業を選択した生徒たちは、一癖も二癖もある問題児。 …
オフィスコットーネ レパートリーシアター「山の声 ―ある登山者の追想―」@Space早稲田 山の声 河野洋一郎(南河内万歳一座)、山田百次(ホエイ)による新コンビがよかった。この「山の声 ―ある登山者の追想―」の公演はそれこそ大竹野正典生前の初演時を始め…
五反田タイガー 7th Stage「WORKER ANTS と 働かないアリ」@CBGK シブゲキ‼︎(アメフラっシ愛来、 鈴木萌花出演) スターダストプラネット所属のアイドルグループ「アメフラっシ」の愛来、鈴木萌花が出演する舞台ということで見に行った。 グリム童話の「ア…
ホワットダニットの系譜としてのルース・レンデル(1) ルース・レンデル(1930年~2015年)クリスティーの後継者と見なされることの多かったルース・レンデルはクリスティーの持つ保守的な世界観と相入れず、その呼称を忌諱することが多かったが、「叙述の魔…
玉田企画「今が、オールタイムベスト」@東京芸術劇場 ある家族とその関係者が、結婚式のために長野県辺りにある避暑地の別荘地に前乗りでやってきて大騒ぎするお話です。結婚式前に別荘地に前乗りして大騒ぎするわけですから、それなりに小金持ちで、それな…
『しおこうじ玉井詩織×坂崎幸之助のお台場フォーク村NEXT ももクロときたやまおさむ縛りアンプラグド』第106夜 @フジテレビNEXT ゲスト きたやまおさむ ももいろクローバーZ opening act B.O.L.Tしおこうじ(玉井詩織×坂崎幸之助)生演奏 ダウンタウンしおこ…
ホワットダニットの系譜としての英国ミステリ 論考執筆に向けたメモ 英国現代ミステリのメインストリームはクリスティー、そしてそのライバルであったドロシー・L・セイヤーズを出発点とし、後継者と見做されているP・D・ジェイムズとルース・レンデルへと続…
「叙述の魔術師 ―私的クリスティー論―」(6)完結編 クリスティーのホワットダニットタイプの短編この章ではクリスティーの短編のうちホワットダニット的な作品を紹介していくことにしたい。 「リスタデール卿の謎」はホワットダニットとホワイダニットの融…
ゆうめい ゆうめいの座標軸『俺』『弟兄』@こまばアゴラ劇場 作:池田 亮 今の「ゆうめい」に至るまでの軸となる代表作『俺』『弟兄』『あか』を再演します。 自分や他者の体験に対して別々のアプローチを経て作り上げた別軸の3作品を通して、より立体的に…
MONO『その鉄塔に男たちはいるという+』@吉祥寺シアター MONO「その鉄塔に男たちはいる+」 劇団創設30周年の記念公演ということもあり新型コロナの流行で舞台の中止・延期が相次ぐ中あえて上演に踏み切ったと思う。そしてそのことには昨今の世間の「こん…
「叙述の魔術師 ―私的クリスティー論―」(5) 後期作品の先駆 「五匹の子豚」 この論考の前半部で取り上げたホワットダニット的な特徴を持つ後期作品への先駆的な作品には「五匹の子豚」(1943)がある。これは実はテーマ、構成ともに「象は忘れない」と瓜…
連載)平成の舞台芸術回想録(2) ダムタイプ「S/N」 「平成の舞台芸術回想録」の第1弾は平田オリザ「東京ノート」を取り上げたが、続く第2弾ではマルチメディアパフォーマンスグループとして、現代のメディアアートの先駆けとなったダムタイプとその代…
小田尚稔の演劇 「是でいいのだ」“Es ist gut”@三鷹SCOOL 震災から9年たった2020年3月11日に小田尚稔の演劇「是でいいのだ」@三鷹SCOOLを見た。実は東日本大震災を主題として扱った演劇について考える「東日本大震災と演劇」というレクチャーを企画してい…
青崎有吾「水族館の殺人」「図書館の殺人」(創元推理文庫) 水族館の殺人 (創元推理文庫)作者:青崎 有吾発売日: 2016/07/28メディア: 文庫図書館の殺人 (創元推理文庫)作者:青崎 有吾発売日: 2018/09/12メディア: 文庫
3月のお薦め芝居(2020年)by中西理 (復刻版、えんげきのぺーじでおなじみの「お薦め芝居」を復刻)3月のお薦め芝居については本来2月末に掲載しなければならないところであったが、新型肺炎がらみでの公演の中止が相次いでいること、2月末に右手首を骨折、…