下北沢通信

中西理の下北沢通信

現代演劇やコンテンポラリーダンスなど様々な文化的事象を批評するサイト。

ミステリ

ルース・レンデル「指に傷のある女 Shake Hands Forever」@角川文庫

ルース・レンデル「指に傷のある女 Shake Hands Forever」@角川文庫 初読の際には「いかにもレンデルらしい」と思った記憶がある。とはいえ、どういう筋立ての物語であったかとかはまったく記憶から抜け落ちていて、何をそう考えたのかを考えながらの再読と…

ルース・レンデル「悪意の傷跡」@ハヤカワ・ミステリ

ルース・レンデル「悪意の傷跡」@ハヤカワ・ミステリ 「悪意の傷跡」(1999年)はウェクスフォード警部シリーズとしては日本語に翻訳された最後の作品である。この後も「 The Babes in the Wood」(2002年)、「End in Tears 」(2005年)、「Not in the Fl…

名探偵ポワロ第5シリーズ(第34 - 41話)〈各52分〉

名探偵ポワロ第5シリーズ(第34 - 41話)〈各52分〉 「名探偵ポワロ」シリーズの連続放映を録画まとめて視聴することになった。アガサ・クリスティー作品はケネス・ブラナーの演じた映画版「オリエント急行殺人事件」など近年も映像化される機会は多いのだが…

コリン・デクスター「謎まで三マイル」@早川ミステリ文庫

コリン・デクスター「謎まで三マイル」@早川ミステリ文庫 「謎まで三マイル」も人物の失踪と身元不明の遺体の発見からはじまるが、こちらの方は失踪したのが退官まじかのオックスフォード大学の教授たちであり、その意味ではその後のシリーズの展開などを考…

コリン・デクスター「ウッドストック行最終バス」@ハヤカワ・ミステリ文庫

コリン・デクスター「ウッドストック行最終バス」@ハヤカワ・ミステリ文庫 ウッドストック行最終バス モース主任警部 (ハヤカワ・ミステリ文庫)作者:コリン デクスター発売日: 2015/09/30メディア: Kindle版 夕闇のせまるオックスフォード。なかなか来ない…

ホワットダニットの系譜としてのコリン・デクスター(1)

ホワットダニットの系譜としてのコリン・デクスター(1) コリン・デクスターのモース警部シリーズといえば当初は日本でもコアな海外ミステリファンのみがその名前を知る存在であった。それが1987年から始まったテレビドラマ「主任警部モース」の人気に火が…

コリン・デクスター「キドリントンから消えた娘」@ハヤカワ・ミステリ文庫

コリン・デクスター「キドリントンから消えた娘」@ハヤカワ・ミステリ文庫 キドリントンから消えた娘 (ハヤカワ・ミステリ文庫)作者:コリン デクスター発売日: 1989/12/01メディア: 文庫

主任警部モース「キドリントンから消えた娘」/ LAST SEEN WEARING@AXNミステリー

主任警部モース「キドリントンから消えた娘」/ LAST SEEN WEARING@AXNミステリー 半年前に16歳の少女ヴァレリーが失踪した。しかし、最近になってヴァレリーから無事を伝える手紙が届き、モースは3人目の捜索担当となる。モースは「彼女はもう死んでいる」と…

ルース・レンデル「聖なる森」@早川書房

ルース・レンデル「聖なる森」@早川書房 風光明媚な英国の田舎町キングズマーカムでは、ロンドンへの交通の便を良くするため、かねてからの懸案だったバイパス道路建設計画が、急ピッチで進められていた。しかし自然を愛する地元住民や環境保護団体が、反対…

ルース・レンデル「もはや死は存在しない」(角川文庫)

ルース・レンデル「もはや死は存在しない」@角川文庫 もはや死は存在しない (角川文庫―ウェクスフォード警部シリーズ)作者:ルース・レンデルメディア: 文庫 「もはや死は存在しない」 “聖ルカの小さな夏”と呼ばれる小春日和の一日が終ろうとする頃、少年行…

『アガサ・クリスティー ミス・マープル 青いゼラニウム 』@AXNミステリー

『アガサ・クリスティー ミス・マープル 青いゼラニウム 』@AXNミステリー ミス・マープルものの短編集「火曜クラブ」収録の短編「青いゼラニウム 」の基づいて制作。ほぼ原作に忠実だが、ミステリ小説の映像化の場合、短編を原作にした方が筋立てをそのまま…

『アガサ・クリスティー ミス・マープル  ポケットにライ麦を 』@AXNミステリー

『アガサ・クリスティー ミス・マープル ポケットにライ麦を 』@AXNミステリー CSのAXNミステリーチャンネルによるアガサ・クリスティーのミス・マープルシリーズ一挙放映。コロナ感染対策で外に出られないこともあり、そして京都大学推理小説研究会時代に書…

青崎有吾「水族館の殺人」「図書館の殺人」(創元推理文庫)

青崎有吾「水族館の殺人」「図書館の殺人」(創元推理文庫) 水族館の殺人 (創元推理文庫)作者:青崎 有吾発売日: 2016/07/28メディア: 文庫図書館の殺人 (創元推理文庫)作者:青崎 有吾発売日: 2018/09/12メディア: 文庫

「体育館の殺人」(青崎有吾著)@創元推理文庫

「体育館の殺人」(青崎有吾著)@創元推理文庫 今年の夏頃、京大ミステリ研の設立45周年記念のシンポジウムでゲストとなっていた著者と会い、すぐこの著書の問題編を読み、推理のために読み返そうと思ったままそのままになっていたのをやっと全編を読み通すこ…

京都大学推理小説研究会45周年イベント

京都大学推理小説研究会45周年イベント 京都大学推理小説研究会(ミステリ研)の45周年記念イベントが東京・神田のビル内の宴会場で開催された。3次回では後輩のミステリ作家、我孫子武丸らと犯人当て談義ができて嬉しかった。京大ミステリ研の犯人当てのこと…

円堂都司昭 × 法月綸太郎「ミステリ評論の可能性」@ニコニコ生放送

円堂都司昭 × 法月綸太郎「ミステリ評論の可能性」@ニコニコ生放送 ──メフィスト評論賞創設記念イベント2019 01/24 [Thu] 19:00 ~ 21:30(開場18:00)ゲンロン主催イベント 気がつくのが遅れて、生で参加できなかったトークニコニコ動画で見た。ミステリか…

太田忠司「万屋大悟のマシュマロな事件簿」

太田忠司「万屋大悟のマシュマロな事件簿」 太田忠司「万屋大悟のマシュマロな事件簿」読了。著者のミステリ作家、太田忠司さんは玉井詩織推しのモノノフ(ももいろクローバーZのファン)。この本の主人公は元SPの警備会社社長、万屋大悟。娘が地方都市に活…