私自身も編集委員の一員として制作にかかわっています、身体表現批評誌「Corpus」no6 特集「日本のパフォーマンス」が出来上がりました。日本における美術パフォーマンスを総括的に紹介したもので、最近の大規模美術展では昨年の横浜トリエンナーレなどでもパフォーマンス系の作品が重要な柱のひとつとなり、映像として過去のパフォーマンスが紹介されるなどそのプレゼンス自体は増してきている感がありますが、これだけを詳細に紹介したものはほとんどなく*1、その意味でも貴重な資料になると思われます。希望者はBXL02200@nifty.ne.joまでメールください。郵送販売いたします。また、セミネール「現代演劇・ダンスの系譜」の会場でも販売します。私(中西)は今回は特集の松本雄吉インタビューとContact Gonzoインタビュー、短評、ポかリン記憶舎を執筆しております。バックナンバー「Corpus」no4 特集「土方巽」、「Corpus」no5 特集「ピナ・バウシュ」もまだ残部僅少ですが販売できます。
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『Corpus』no6 特集 「日本のパフォーマンス」
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【Contents】◆特集
「具体美術と私」松本雄吉インタビュー 中西理
「ダンスとパフォーマンスの狭間」 Contact Gonzoインタビュー 中西理
「身体のエンタテイメント化」アライヒロユキ
「「集団蜘蛛」と森山安英」 花田伸一
「日本「行為」史序説」宮田徹也
「日本のパフォーマンスを概観する」志賀信夫
「横浜トリエンナーレ2008」 亀田恵子
フォトギャラリー「パフォーマンス」 加藤和弘
◆塚田洋一 グラビア
◆論考
「五井輝の遺言をめぐって」 大須賀勇
「『笑う土』ブラジル巡回公演顛末記」 ミワユウ
「邦正美を偲んで」 吉田悠樹彦
「日劇での邦正美作品」 古郡弘美
「「舞踏」を超えて―青龍會」中村テーマ
「役者がそこにいること」岡田利規『友達』 嶋田直哉
◆短評
「キートン・ベケット」金子遊
「Eily K Jammy」 亀田恵子
「ポかリン記憶舎」中西理
「本木幸治」亀田恵子
「下鴨車窓」藤原陽子
「とりふね舞踏舎」宮田徹也
「一石独歩」坂尻昌平
「青瀧会」園田裕美
「ひめしゃら塾」宮田徹也
表紙・目次写真撮影:志賀信夫
編集委員:國貞陽一、志賀信夫、塚田洋一、宮田徹也、大山景子、中西理、亀田恵子、吉田悠樹彦
支援:伊奈沢光
編集協力:江口直子
体 裁:A5判約104頁、表紙1色、本文1色、1-3段組
定 価:500円+税
http://www.a-third.com/shop/shop1.html
*1:「美術手帳」など専門の美術雑誌でもパフォーミングアーツあるいはダンスの特集は何度かあっても美術におけるパフォーマンスだけに絞り込んだ特集はあまりなかったのではないかと思います