下北沢通信

中西理の下北沢通信

現代演劇やコンテンポラリーダンスなど様々な文化的事象を批評するサイト。

W杯サッカー ロシア大会 日本代表VSコロンビア代表

W杯サッカー ロシア大会 日本代表VSコロンビア代表 日本2-1コロンビア

 2-1で日本が勝利。大変嬉しいが、これからが勝負だ。振り返ってみればアトランタ五輪に出た日本代表は初戦ブラジルを1-0で撃破するマイアミの奇跡を実現しながらも1次リーグで敗退。それは第2戦のナイジェリア戦で0-2と敗れたからだ。
 実は応援していた我々サポーターも選手もそしてひょっとしたら西野監督自身さえも舞い上がってしまい第2戦で勝てば1次リーグ突破だなどと興奮していて、第2戦は0-1の負けまでなら負けも許されるということなどは眼中になかった。しかし、実際にはナイジェリア戦で1点失点した後、無理に挽回しようとして攻めにいって2点目を取られたのが敗退の原因だった。
 というのもこれで得失点の勝負になり、第3戦が勝てば抜けられるという戦いではなくなったからだ。
前回と今回で共通するのは日本が奇跡の勝利を挙げたが、グループ実力最強はそれでもブラジル、そして今回はコロンビアの可能性が強いということだ。つまり、ブラジルがそうだったように今回もコロンビアが残り2戦を2勝で終え、結果的に2勝1敗の3チームによる得失点差の勝負になる可能性が強いということだ。
 この場合、第2戦が0-1の負けなら、コロンビア対ポーランドでコロンビアが勝ちさえすれば、日本はコロンビアもしくはセネガルとの得失点差の勝負になる。
 まず、セネガルが勝てばその時点でコロンビアの勝ち点は3にとどまるから、日本は引き分け以上で抜けることができる。 
 問題はコロンビア勝ちの場合でこの場合は少なくとも第2戦を終わって得失点差0のセネガルは第3戦でマイナスに。日本は勝てばプラスになるからセネガルを上回ることができる。
 ところが第2戦で0-2の場合だとセネガルは1点差負けなら日本を上回るので、コロンビアと示し合わせて日本の試合経過を見ながらコロンビア1-0セネガルの両方満足の試合を演出することができ、アトランタ五輪で日本はみごとにここに嵌められた。ポイントは日本が大量点差で勝利しないかぎり、勝っているチームは無理に2点目を取りにいかないし、負けているチームもリスクをおかさない。その意味で第2戦に1点差負けと2点差負けは天と地ほどの違いがあるのだ。