セットリスト
第1部
01. OEOEO
02. ザ・スターダストボウリング
03. お願い!unBORDE
04. ピザです!
05. 首都移転計画
06. 尾張の華
07. 恋人はスナイパー
08. そこそこプレミアム
09. 乙女受験戦争
10. トリプルセブン
11. マジ感謝
地元愛が止まらないんだライブ(神奈川県民編)
01. 首都移転計画
02. 恋人はスナイパー
03. トリプルセブン
04. OEOEO
05. 乙女受験戦争
第2部
01. そこそこプレミアム
02. 首都移転計画
03. いただきニッポン!〜おみそれしましたなごやめし〜
04. 愛 の地球祭
05. 乙女受験戦争
06. ザ・スターダストボウリング
07. トリプルセブン
08. OEOEO
09. マジ感謝
10. ごぶれい!しゃちほこでらックス
ももいろクローバーZとは異なり、チームしゃちほこの積極的なファンであるという認識はないのだけれど、しゃちほこのライブはこれが日比谷野音に続きこれが2度目となる。実はしゃちほこ大阪初登場のヤマダ電機LAVIのミニライブにも行っている。
対してももクロは全然ライブのチケットが当たらない。ファンクラブであるAE(エンジェル・アイズ)に入って1年以上がたつ。その間札幌公演などほぼすべての公演の抽選に参加したが、チケットははずれ続けているため本公演的なライブに一度も行けてない*1。
仕事が終わってから急いで駆け付けたライブ観戦。開演ギリギリには到着するはずだったのだが、会場の横浜BLITZが初めてだったため、入り口を間違い、冒頭は逃した。会場に入ると1曲目「そこそこプレミアム」の途中ではあったが、ほぼ第2部の公演は楽しむことができた。
考えてみれば大阪のヤマダ電機LAVIでの公演を見てから1年程度しかたっていない*2。それにしても現場を積むという経験というのは恐ろしいもので、大阪で最初に見た時は元気は元気だが音程さえおぼつかないような部分もあったのにたった1年でものすごい勢いで成長していることを感じさせた。
「そこそこプレミアム」「首都移転計画」「いただきニッポン!〜おみそれしましたなごやめし〜」とお馴染みの曲が続くセットリストでこの日の目玉は4曲目に披露した新曲「愛の地球祭」。前日のニコニコ動画でMVを公開していたのに加え、この日の衣装が全身に緑をあしらったこの曲のための衣装だったため、どこかでこの日歌うんだろうというのは予想はできたが、実は私自身は前日公開のMVは見ることができなかったためにライブで初めて目にすることになった。前回の「首都移転計画」にも「なんだこれは」と度肝をぬかれたが、「愛の地球祭」もなかなかの不思議曲。ジャンルからいえばEDM(エレクトロダンスミュージック)ないしテクノポップに入るのだろうが、例えば一般的なアイドル曲のテクノポップのイメージがPerfumeだとすればこれはまったく違う。
ネット上でのやりとりなどを見ているとチームしゃちほこのファンにはどうもももクロと比べられることをひどく嫌がるような傾向があるようで、こういうことを書くといろいろおしかりを受けそうなのだが、同じスターダストプロモーション所属のアイドルグループとしてももクロの妹分みたいな言われ方をしても、例えば私立恵比寿中学(エビ中)とチームしゃちほこは違っていて、その最大の違いは同じ後輩であってもエビ中はももクロとの違いをどのように出していくかということを主眼点として戦略が組み立てられているのに対し、チームしゃちほこは違いは違いとして出しながらも、意図的にももクロのフォロワーたらんとするようなところが特に運営側にあるのではないのかと感じられるからだ。ここからは自分の妄想の部分も含まれるから聞き逃していただいてもけっこうだが、チームしゃちほこを最初に見た時に思い出したのは大昔に見たミュージカル「阿国」のことだった。このミュージカルでは物語の中盤以降、京の都で絶大な人気を誇っていた阿国一座の前にかつての同僚がスタッフとして参加している「新阿国」の一座が現れ、阿国たちはその人気を奪われていくという試練を受けるという話が物語の骨幹のひとつとしてあるのだが、チームしゃちほこを最初に目撃した時にはこの子たちは成長していつかももクロの前に強力なライバルとして立ちはだかるような存在になると感じたからだ。
もちろん、それはももクロの方から見たももクロの物語で、チームしゃちほこ側から見たら話しは違う。興味深いのは6人いるメンバーのメンバーカラ—がそうであるということも大きいのだが、フォロワーとはいってもチームしゃちほこが意識しているのは同じももクロでも早見あかりが抜けた後のももいろクローバーZではなく、ももいろクローバーではないかということだ。