旬の10人をいま選べば
えんげきのページ*1でもおなじみのウニタモミイチ氏が「ART iT」という雑誌に私のいま注目する演劇人というような趣旨の文章を書いていて*2、いかにも彼らしい人選で10人の演劇人を選んでいるのだけれど、それに触発されて私も10人を選んでみた。
ウニタ氏がなにを選んだかはぜひ雑誌を参照していただきたいが、私が選んでみた旬の10人は以下の通りである。
岡田利規(チェルフィッチュ)/三浦大輔(ポツドール)/前田司郎(五反田団)/明神慈(ポかリン記憶舎)/土屋亮一(シベリア少女鉄道)/山中正哉(トリのマーク)/青木秀樹(クロムモリブデン)/江本純子(毛皮族)/田辺茂範(ロリータ男爵)/畑澤聖悟(弘前劇場)
ちなみに類似の企画が数年前*3に「広告批評」で行われたことがあり、その時には私が執筆したのだけれど、その時に選んだのが次の10人。
後藤ひろひと(遊気舎)/土田英生(MONO)/長谷基弘(桃唄309)/北村明子(レニ・バッソ)/はせひろいち(ジャブジャブサーキット)/井手茂太(イデビアン・クルー)/大島早紀子(H・アール・カオス)/林巻子(ロマンチカ)/ブルースカイ(猫ニャー)/西田シャトナー(惑星ピスタチオ)
こちらの方は上と違ってダンスも含めて舞台芸術全般からという選ぶ範囲には差があるのだけれど、こうして見ると時の流れを感じる。カッコ内は当時の所属劇団(カンパニー)なのだが、ピスタチオや猫ニャーのように解散してしまったところもあれば、ロマンチカのように活動を休止したままのところもある。ただ、嬉しいのは当時と形が変わっても大部分の人がいまも刺激的な舞台を作り続けていてくれることだ。今回選んでみた10人が数年後にどんな舞台を作っているのか。想像がしにくい人もいるが、楽しみである。
simokitazawa.hatenablog.com
*1:日本最大の演劇系サイト、私もお薦め芝居を担当http://dx.sakura.ne.jp/~nnn/play/play2.html
*2:正確には■特集 オールジャンル 日本のクリエイター180人 Real Tokyo, Real Japan グッと来る表現者100人(組)Art/Cinema/Theatre/Dance/Music/Graphics/Fashion/Literature/Manga/Architectureという特集。そこの演劇の部分
*3:正確に思い出せないのだけれど、97年だったんじゃないかと思う