下北沢通信

中西理の下北沢通信

現代演劇やコンテンポラリーダンスなど様々な文化的事象を批評するサイト。

佐々木彩夏ソロコンサート「AYAKA NATION 2019 in Yokohama Arena」@YOKOHAMA A-RIN COLECTION

佐々木彩夏ソロコンサート「AYAKA NATION 2019 in Yokohama Arena」@YOKOHAMA A-RIN COLECTION

出演:佐々木彩夏

【公演詳細】
佐々木彩夏ソロコンサート
「AYAKA NATION 2019 in Yokohama Arena」

出演:佐々木彩夏
会場:神奈川県・横浜アリーナ 【MAP】
日時:2019年6月23日(日) open 17:00 / start 18:00 / (20:30終演予定)

f:id:simokitazawa:20190619142740p:plain
 ももクロの中でも佐々木彩夏が「アイドル」を担当するというのはグループ内部での活動の分担でも次第に明らかになってきている。ももクロ陣営は以前から野外ライブの外周パークやSSAの飲食ゾーンにアイドルステージを置き、アイドルフェス規模の無料ライブを開催してきたが、今回はそれがついに佐々木彩夏のソロコンでも開催されることになった。 
これまでの外周ステージでは常連組だったあゆみくりかまきやスタダ勢が今回は参加しないこともあり、アイドルにはさほど詳しくはない私には以前に見たことがあるのはまなみのりさぐらいであり、名前を聞いたことはある、まで広げても星座百景や天晴れ!原宿程度で今回は初めて知るところが多い。これは外周ステージといえども、いままではある程度声をかけたり、選んだりしていたのが、kwkmマネージャーが公募ということで発表したからかもしれない。

星座百景 2019/6/1 タワレコ川崎 第1部
f:id:simokitazawa:20190623132618j:plain
f:id:simokitazawa:20190623133931j:plain

まなみのりさ 『花びら』 (Official Music Video)
 まなみのりさはやはり広島アクターズスクールでPerfumeの後輩だっただけに歌、ダンスともに水準は高い。実は今年が設立12年目でももクロよりもデビューが早い。おそらく、何度も危機を迎えながらも、本拠地を広島という地方に置きながらここまで継続できているのは凄いことだし、ももクロのようなギミックはないけど正統派であり、この日ここに参加したような設立3年~5年にとっては激しく煽るだけではなく、柔らかく客を包みこんでいくような巧みなステージングには大いに学ぶべきことがあったのではないかと思う。 
 実は基本的にはあまり積極的には小さな事務所のアイドルの現場に行くことはないので今回は滅多にない機会なので最初は朝から見る予定だったのだが、寝過ごしてしまい見ることができたのは桃色革命から。初めて見るグループだ。
 ピンクの揃いであつらえた衣装で登場。いかにもアイドルらしいアイドルと言えそうだが、私には苦手な部類の方向性だった。ここがいい悪いではなく、ももクロをはじめとする一部のアイドルグループを除くとただ可愛い系に見えるアイドルは苦手というのを再認識した。
 星座百景は知人が応援しているアイドルグループであるということで興味を持ち、いままで見たことがなかったが、この日一番注目していた。もともとグループの成り立ちからしももクロを超えるようなグループを目指すというのがコンセプトのひとつだったらしく、この日一番入れ込んでいた集団のひとつだったのではないだろうか。
 最初タイガーマスクのマスクを全員がかぶって登場したのは仮面女子などの影響か、それとも単純にももクロオマージュだったのか、どちらだったのだろうか? 写真撮影OKのルールだったので撮影したのだが、ももクロ流に色分けのあるグループなのに舞台上の5~6人の中になぜ緑が二人いるのだろうというのがスタダのももクロフォローグループを見てきた人間としては不可解。いずれにせよスターダストとは無関係でありながら、ももクロフォロアーであることを明言する集団が現れてきているというのは面白い。
 昼食などをとるため一旦外に出た後で、最後の2グループである天晴れ!原宿とイケてるハーツを見ることができた。少し調べてみて驚いたのは「天晴れ!原宿」が6月の新曲をキングレコードから出してメジャーデビューしていた(しかもメジャーデビュー曲が浅野尚志曲)こと。ももクロの所属するEvil Lineレコードの所属ではないため、レーベルメイトとはいえないのかもしれないが、同じレコード会社の先輩としてはグループの成り立ちとしてAKB48よりはスターダストプラネットとの関係を深めていく可能性はありそう。歌のタイプとしてはももクロというよりはでんぱ組inc.寄りかなと感じたことはあったが、Evil Lineフェスで披露されることによるロッカジャポニカの後継グループとのライバル関係などのアングルを作ることで、スタダ以外の参加を歓迎するとしていた「ライブスタイルダンジョン」参加のアイドルの有力候補に浮かび上がってきたことは確かである。

【MV】天晴れ!原宿『あっぱれサマーっ‼︎』

 実はAKB48グループ、ハロプロavexなど大手事務所のアイドルが覇を競ったのがアイドル戦国時代だとすればそれを象徴するのが指原莉乃が主導してももクロも一端を担った「指祭り」であった。
 その意味ではまだ小規模とは言え、今回あーりんがこのA-RIN COLECTIONにより、27組141人のアイドルを招き、自ら頭領として「あーりん軍団」の結成を宣言したというのは今後のアイドル界を考えるとかなり画期的なことではないだろうか。