下北沢通信

中西理の下北沢通信

現代演劇やコンテンポラリーダンス、アイドル、ミステリなど様々な文化的事象を批評するサイト。ブログの読者募集中。上記についての原稿執筆引き受けます。転載依頼も大歓迎。simokita123@gmail.comに連絡お願いします。

海岸通ギャラリー・CASO「ART in CASO 2003」

 海岸通ギャラリー・CASO「ART in CASO 2003」http://www.artincaso.com/SUMISO「OSAKA ART FAIR 2003 StART」http://www.cb-jp.com/sumiso/info.htmを見に行く。いずれもギャラリーが展示ブースを借りての共同展示で「ART in CASO 2003」は東京、大阪、京都、名古屋から17ギャラリーが参加。「OSAKA ART FAIR 2003 StART」は大阪の7ギャラリー。
 「ART in CASO 2003」の参加ギャラリーTAF 、KENJI TAKI GALLERY 、mori yu gallery 、Hiromi Yoshii + Gallery Koyanagi Viewing Room 、Gallery 、レントゲンヴェルケワコウ・ワークス・オブ・アートMEM 、ノマルエディション/プロジェクト・スペース 、オオタファインアーツ 、GALLERY CELLAR 、ギャラリーほそかわ 、SHUGOARTS + in co. ltd.、タカ・イシイギャラリー 、TARO NASU GALLERY 、ギャラリーヤマグチ 、児玉画廊 。(太字はギャラリー回りで行ったことがあるところ)。
SHUGOARTS(東京) の島袋道浩のカヌーで隅田川を遡って浅草のアサヒビールまでビールをもらいに行く「川の流れを見ながら」とか面白かったのだけれど、それをそのまま撮ったドキュメント映像を持って現代美術の作品といわれるとどうしたもんかなと思ってしまう。これが現代美術なら、自作のペットボトルで淀川を横断した上海太郎はそう名乗りさえすれば確実に現代美術といえるのじゃないだろうか。
 杉本博司森万里子、石原友明らはじめて見るがこれだけを見たんじゃ全然わからない。というか、点字が書き込まれた平面の作品はともかく、電子顕微鏡で自分の一部を撮ったという作品などはただの電子顕微鏡写真だものなあ。気になっていた名和晃平の作品を見られたのは収穫であった。