下北沢通信

中西理の下北沢通信

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「木内貴志展 キウチトリエンナーレ2004 名前と美術」

 「木内貴志展 キウチトリエンナーレ2004 名前と美術」(ギャラリーwks.)*1を見る。
 この人はアホだと思う。もちろん、いい意味で(笑い)。それはこれまでの個展の題名*2を見ただけでもうかがえるような気がする。さらに言えば前回「キウチビエンナーレ2001」だったのが、「キウチトリエンナーレ2004」となっているのが、その間の苦労がしのばれるようでさらに可笑しい。それとも、これはやはり1年延期になってしまったどこかの「トリエンナーレ*3への皮肉でしょうか(笑い)。
 この日はあまり時間がなくて急いで見てまわったので、時間があれば会期中にもう一度行きたい。紙に11のギャラリーの名前とその特徴が書かれていて、それを見ながら、記帳のノートだけが置かれた台を記帳して廻り、いろんなギャラリーを廻って、素晴らしい美術品の数々を見てまわった気分を味わうという「妄想ギャラリー巡り」*4というのが面白かった。ギャラリーはすべて架空の存在ですとの断り書きがあるのだが、どうもそれぞれモデルがあるような(笑い)。

*1:http://www.sky.sannet.ne.jp/works/

*2:1997木内貴志大回顧展 1998第1回木内賞作品展 2000 木内貴志とその時代〜オイルショックからY2Kまで〜 2001 キウチビエンナーレ2001・教育と美術

*3:武士の情けとして特に名を秘す

*4:正確な表題は違ったかもしれない