6月のお薦め芝居http://d.hatena.ne.jp/simokitazawa/100005でもトップに取り上げたCRUSTACEA「GARDEN」がいよいよ明日(5日)から前半戦がスタートするが、皆、後半日程に行けばいいと思っているせいか、前売りチケットの売り上げがイマイチ伸びずちょっとピンチらしい。
このカンパニーは10年前に偶然横浜STスポットでの旗揚げ公演を見て、濱谷由美子の破天荒な才能に驚かされ、それ以来注目して応援しているカンパニー(ダンスデュオユニット)で、今回も出来るなら前半日程にも行きたいものだが、仕事のスケジュールの関係で楽日(27日)の日しか行けない。しかし、今春横浜ソロ&デュオコンペティションでナショナル協議員賞を受賞し、今回の新作はその時の短編作品を元に制作したものだけにきっと面白いはず。日ごろダンスをあまり見たことのない人にもぜひ見てほしいのである。
「個人的に嬉しかったのはクルスタシアの濱谷由美子がノミネート4回目(トヨタもいれると5回目)にして、初めて賞をとってくれたことだ。
本人たちにとっても苦節10年なのだが、私にとっても旗揚げ公演を偶然横浜STスポットで見て、「これは面白い、いつかオオバケするぞ」と思って密かに応援しはじめて(そのうちあまりに理解者が少ないので密かにではなくなっていく)から10年になるわけだ。これまで今回こそなにか賞にひっかかるだろうと確信して、結果を心待ちにしているとその期待を審査員に見事に裏切られたことが再々あったので、今回は「賞なんかもういいからやりたいように頑張れ」と思いながら見ていたのだが、とれて本当によかったと思う。
今回の作品「スピン」は見ているうちにいろんなことが脳裏に迫ってきた。技術的にはへろへろだったし、ダンス作品として冷静に見れば欠点もいっぱいあるとは思うのだけれど、そこからは嘘じゃないダンスへの思いが感じられた。まるでもがいているように踊り続ける彼女らを見ていると人間が生きるとはどういうことなのかというような根源的な問いがダンスを通して問われているようで、それには答えはないのだけれど確かに切実なものがそこにはあった。そして気がついたときにはなぜだか涙が出てきて止まらなくなった。こういう経験はダンスを見ていてもそんなにあることではないし、ダンスに感動したのかと言われると個人的な思いもずいぶんあるから微妙なところもあって、だから終わって後、「よかったよ。涙がでてきた。なぜだか分からないけれど」と本人に話しかけたのだけれど、でもやはりこれは作品がよかったからには違いないと思う。」(横浜ソロ&デュオでの感想)
内容についてはこのサイトを参照http://www.h2.dion.ne.jp/~capcr/page085.html
HEP HALLdance expression CRUSTACEA「GARDEN」
@HEP HALL(大阪)
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■05年7月5(火),6(水),26(火),27(水) 20:00
▲一般前売\2200(当日\2500)学生前売・当日共\1500(要学生証)
5月28日(土)より下記にて一般前売発売
CRUSTACEA扉 http://www.h2.dion.ne.jp/~capcr/
HEP HALL TEL:06-6366-3636 (11-20時)
e+
e+<関西・演劇>サイト http://eee.eplus.co.jp/kansai/play/index.html
*e+チケット会員登録とチケット1枚あたりサービス料¥250が必要になりま
す。送料は無料です。*整理番号付自由席
e+での前半(7/5-6)分のご予約は受付終了しました
演出・振付・構成:濱谷由美子 ダンス:椙本雅子/濱谷由美子 作曲:S・R・G
(MASATOSHI UENO) 衣裳:橋村薫 VJ:AKARI TV 照明:辻野隆之 音響:松田充博