金森穣Noism 07「PLAY 2 PLAY −干渉する次元」(兵庫県立芸術劇場中ホール)を観劇。
昨年アートシアターdBで見た「sense-datum」は面白かったのだけれど、どうしてこういう風に落ち着いてしまったんだろうか。師匠であるイリ・キリアンに若干似たりするのは仕方ないことではあるが、若い振付家がこういう老成した作品を作ってしまうことが残念だった。ハーフミラーを駆使した空間構成の見事さなど見どころはあるし、ダンサーのクオリティー、作品の完成度の高さには感心させられはするのだが、私にとってはあまり刺激的なところのある作品とは言いがたかった。正直言って私はキリアンの作品を見たときに現代バレエとしてのクオリティーの高さは認めざるをえないところがあっても退屈してしまうことが多いのだが、今回の金森の作品にはそれと同様に退屈してしまうところがあったのだ。
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