NHKBSハイビジョン特集*1で 9月27日に弘前劇場のドキュメンタリーが放映される。取材に来ていてテレビクルーにインタビューを受けたのでひょっとしたら一瞬映るかも(笑い)。
BShi 9月27日(土) 午後7:00〜8:50
トウキョウ。この記号に吸い寄せられるようにして、どれだけの地方人が故郷をあとにして東京人となってきたことだろう。多くの地方人にとって、東京には「夢」と「憧れ」があった。そして故郷には「愛着」とともにぬぐいがたい「憎しみ」があった。とりわけ太宰治や寺山修司の故郷にして、「辺境」の地とされてきた津軽の人間にとっては…。
津軽から「地方の時代は実現したか?」を問い続けている人物がいる。劇作家の長谷川孝治(52歳)。30年前、劇団弘前劇場を旗上げし、数々の賞を受賞、海外でも公演を行う「地方演劇」の旗手である。しかし、その成功の裏にはいつも東京があった。長谷川は常に東京を意識しながら津軽にいて創作を続けてきたのだ。
弘前劇場の看板俳優、山田百次(29歳)は、郵便配達員をしながら、青春を芝居一筋に打ち込んできた。入団から10年、山田は今、東京に出たいという思いを日増しに強くしている。
東京を見つめつづけ津軽にとどまる長谷川。津軽に背を向け東京を目指そうとする山田。師弟関係にありながら、東京への思いも世代も異なる二人を通して、日本人にとっての「東京」を描く。
「現代日本演劇・ダンスの系譜vol.5 演劇編・弘前劇場」セミネールin東心斎橋Web講義録
VOL.5[長谷川孝治とドキュメンタリズム] Web講義録
http://d.hatena.ne.jp/simokitazawa/touch/00000402/p1