うさぎストライプ「ハイライト」@こまばアゴラ劇場
作・演出:大池容子
“東京” と呼ばれた男の結婚式。その余興のために集まった三人と、
友人代表のスピーチを任された一人の男。
彼らが「おめでとう」と「さようなら」を告げるのは、
東京という、もうどこにも無い場所だった。大池容子による「北海道戯曲賞」受賞後初の新作です。
うさぎストライプ
2010年結成。「どうせ死ぬのに」をテーマに、演劇の嘘を使って死と日常を地続きに描く作風が特徴。2017年にこまばアゴラ劇場で上演した『バージン・ブルース』で平成30年度 北の大地の戯曲「北海道戯曲賞」大賞を受賞。
大人になれない大人のためのうさぎストライプとは?いつのまにか大人になってしまった人々の、叶わなかった夢と当たり前に続く日常を描くシリーズ。これまでに『セブンスター』『わかば』『ゴールデンバット』を上演。
『バージン・ブルース』(2017)撮影:西泰宏
出演亀山浩史 菊池佳南 小瀧万梨子(以上、うさぎストライプ) 芝博文
スタッフ制作:金澤昭(うさぎストライプ)
宣伝美術:西泰宏(うさぎストライプ)
舞台監督:杉山小夜
照明:黒太剛亮(黒猿)
音響:角田里枝(Paddy Field)
制作補佐・当日運営:山下恵実
当日運営:鈴木南音
青年団の兵庫県豊岡市移転に伴い東京を去り、同市へ移住することを決めた大池容子による「さよなら東京」の物語。東京の没落を描いた舞台作品としては震災により東京の半分が水没してしまうという青年団リンク キュイの「景観の邪魔」があったが、うさぎストライプ「ハイライト」は2020年の東京五輪でテロの可能性も疑わせる大規模な事故が起こり、住んでいた人々が他所の土地に移住してしまった後の東京が描かれる。