下北沢通信

中西理の下北沢通信

現代演劇やコンテンポラリーダンス、アイドル、ミステリなど様々な文化的事象を批評するサイト。ブログの読者募集中。上記についての原稿執筆引き受けます。転載依頼も大歓迎。simokita123@gmail.comに連絡お願いします。

ガラフェス 春のアイドルランチミーティング日和@東京・五反田@G6G7

ガラフェス 春のアイドルランチミーティング日和@東京・五反田@G6G7


garafes.com
アイドルフェスティバルらしいアイドルフェス。AMEFURASSHIがトリを務めるということを聞きつけて行くことを決めたが、初めて見るアイドルにも面白いものがいくつかあった。
この日見たもので一番「こりゃなんだ」と感じさせられたのは松山あおい*1。今時珍しいソロアイドルなのだが、コンセプトから楽曲、衣装などすべてがセルフプロデュースなのである。取材された記事がウェブ媒体にも掲載されているのでいわゆる「地下アイドル」としては知られる存在なのかもしれないが私は今回初めて目にした。
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「クリエイティブ歌のおねえさん」というのがコンセプトで、ターゲットは明確に「大きなお友達」なアイドルオタクなのだが、パフォーマンスの作り自体はテレビの子供番組のパロディーみたいな設えになっていて、セルフプロデュースと書いたのはこの日はフェスということでそこまではなかったけれど、それに関連するアニメーションや小道具も全部自分で作っていて、パフォーマンスそれ自体が「現代美術における作品」のように作りこまれているということ。村上隆以降現代美術にもオタクのカルチャーを踏まえた作品が珍しくなくなっている*2けれど、この人のパフォーマンスはそういうものに近いかもしれない。そういう意味ではアイドルフェスなどへの参加もいいけれど、パフォーマンスの参加が許されている現代美術系のイベントに参加したほうが話題になるのではないかと思った*3
 カイジューバイミーもなかなか面白かった。4人組グループだが、バンドのソロボーカルが4人いるような印象。なかでもメインボーカルの菜月の声が印象的で、かすれたような声がBiSHのアイナ・ジ・エンドを彷彿とさせることもあって、そのボーカルスタイルからWACKの所属ではないのにも関わらずそれっぽい空気感を醸し出している。

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 一方、こういうコンセプトもありなのかと驚かされたのがC;ON(シーオン)である。

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モーリー・ロバートソン
パッションノットファッション
Task have Fun
九州女子翼
疾走クレヨン
松山あおい
カイジューバイミー
スパンコールグッドタイムズ
.BPM
のーぷらん。
天空のシラバス
奥津マリリフィロソフィーのダンス
C;ON
ゆるめるモ!
lyrical school
Gran☆Ciel
しろもん
AMEFURASSHI
アンスリューム
アップアップガールズ(仮)
マジカル・パンチライン
ベンジャス!
HOT DOG CAT
かおすとりお
東京女子プロレス
ウイバナ
わんふぁす!
no Filter
NaNoMoRaL
YUMEADO EUROPE
CoCoLo♡RiPPLe
Blossom Garden

MC:CHOP STICK
アシスタントMC:ちゃんりお。 鈴木志乃(アップアップガールズ(プロレス)

2023年4月2日(日)
東京・五反田@G6G7

前売りチケット

http://r-t.jp/garafes

WEB SITE

https://garafes.com

@glassgirl_info

*1:toyokeizai.net

*2:curio-w.jp

*3:ひと時代昔だったらガーディアンガーデン演劇祭に参加してほしいようなパフォーマンスといえば分かっていただけるかもしれない。しかも天然ではなく、明らかにコンセプトとして作りこまれている。