下北沢通信

中西理の下北沢通信

現代演劇やコンテンポラリーダンスなど様々な文化的事象を批評するサイト。

ゲーテ座サロンコンサートVol.351「アタシノアシタ」(得居幸振付)@山手ゲーテ座

ゲーテ座サロンコンサートVol.351「アタシノアシタ」(得居幸振付)@山手ゲーテ

松山に本拠地を置くダンサー、振付家の得居幸とコマ撮りアニメーション作家、山内知江子、ボイスパフォーマー、音楽家の中ムラサトコの3人によるコラボレーション作品。子供向け作品のような枠組みで紹介されているのだが、各分野のレベルはいずれも高く国際的のアート(ダンス)フェスで上演したとしてもけっしておかしくない水準の作品。
 特にソロでダンスを踊りつづける得居が中心メンバーのひとりであるyummy danceは松山に本拠地を置きながら、首都圏で開催されていたダンスコンペの常連でもあった。今回の作品で見てみて改めてコンテンポラリーダンスのダンサーとしての並みならぬ資質を感じただけでなく、人懐こいキャラクターの魅力でこの日見に来ていた幼い子供たちの心も鷲掴みにして、退屈して飽きたりしてしまうことがなかったことにも感心させられた。
 資金の関係もあり、自ら運転する自動車で東京まで出掛けてきていることもあり、首都圏での再演は困難、これが最後になりそうとのことなのだが、どこか彼女らを招聘してくれるところが現れないだろうか?


アタシノアシタ Hanbun.Sato.co: ダイジェスト

Hanbun.co(ハンブンコ)
世界各国で活躍してきた振付家・ダンサーの得居幸(トクイミユキ)(yummy dance)と、チェコアニメ作家・美術作家の山内知江子(ヤマウチチエコ)により松山を拠点に2010年に結成されたパフォーマンスユニット。童謡をモチーフにした作品やオリジナル作品を続々と発表。映像/美術/ダンス/音楽による多角的な演出で観客に迫る公演は各地で好評を博している。
子どもにはもちろん、子どもだった大人への新たな世界の投げかけになるよう、より身近に舞台に触れることができる様々な仕掛けのある作品を制作し、作品を観て終わりではなく、その作品が観客の身近に存在することで、その時の感覚や想いが生き続ける舞台を目指す。2015年度より、子どもゆめ基金助成活動アートワークショップ「Let’sアクション!みんなで作ろうコマ撮りアニメ」メイン講師。道後オンセナート2018に地元アーティストとして招聘。
http://hanbuncochan.blog55.fc2.com


中ムラサトコ
ボイスパフォーマー、太鼓・足踏みオルガン奏者、役者。
岐阜県飛騨高山で育つ。強烈なボイスパフォーマンスと、オルガン弾き語り、太鼓の叩き歌いで、独自の音楽を展開。
ノルウェー公演をはじめ、フランスのサラヴァレーベルのコンピレーションアルバムなどに参加。2008年ベルリン国際映画祭新人賞作品「パークアンドラブホテル」に出演。TVKテレビ40周年企画のクレイアニメ「ドロンコロン」(代表作品「ニャッキ」の伊藤監督作品)での声と歌の出演、ドキュメンタリー映画への楽曲提供など映像に関わる作品も多い。
乳幼児の為のお芝居「ぐるぐる」を15年間上演(2014年厚生省児童福祉文化財作品)。アートワークショップ「オトのサンポ」講師。
現在、4人の子持ち。2012年春より愛媛県松山市に移住。「でたらめで誠実で楽しげ」が人生のテーマ。

【料金】
¥3500(中学生以下¥1500)前売
¥3800(中学生以下¥1800)当日(※未就学児無料)
【ご予約・お問い合わせ】
岩崎ミュージアム TEL.045-623-2111  MAIL.museum@iwasaki.ac.jp


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